紀尾井ホールで行われた尚美ウインドの演奏会にでかけてきた。
第一部は、「シンフォニックバンドのための序曲」吹奏楽のための」「復興」「紺碧の波濤」という邦人名曲集。
小澤先生らしい手堅い演奏だった。途中ちょっとうとうとしてしまったのはGOGOカレーで缶ビールを飲んでしまったからだが、それは休憩中に出会った部員には話せなかった。
二部は、宮川彬良先生の指揮・MCによる宮川作品集で、一転して若々しい演奏。
いちばんパワーにあふれていたのは宮川先生だったかも。
演奏者が指揮を信頼し(信頼しすぎ?)、畏敬の念をもっているのがひしひしと伝わってくるが、精進をつめばつむほど、もっとすごさがわかってくるだろう。
その宮川先生の、父と比較されるのがずっといやだった(ヤマト)、手塚治虫が表現したいことを音楽で表現したらこうなるはずだと思ってつくった(「ブラックジャック」)、音楽は見えない、だから表現するんです、といったいろいろなお話が心にしみた。アンコールはもちろん「マツケンサンバ」だ。行ってよかった。
「ブラックジャック」の入ったCDを買おう。
そういえば今年になって初めての演奏会だ。もう少し生に接しないといけないかな。