学年だより「成長」
大学入試は人生の大きな目標の通過点だ。
センターまでの日数、私大・国立二次までの日数、つまり残された時間と、自分のやりたりないこととを付き合わせてみると、どうしたって時間が足りなく思えてくる。
焦りが生まれてもしょうがないと思う。
去年の今頃の自分を思い出してみよう。
受験に対しての焦りなどなかった、という人の方が多いのではないだろうか。
焦る気持ちが生まれたのは、それだけ成長したということだ。
この先、もっと切羽詰まった感覚になってくる人もいるだろうが、むしろハラハラドキドキを楽しもうではないか。
~ 「1分前の自分」と「今の自分」は変化しています。
これは「変化を恐れない」ということです。
一流の人は、本業の仕事を楽しみながら、自分自身が成長していける人です。
勉強にも習いごとにも同じことが言えます。
楽しんでいる時はスピードが上がります。
イヤイヤやっているとスピードが下がります。
成長は好きでも、変化は嫌いな人が多いのです。
変化しなければ、成長できません。
二流の人は、自分を守ろうとして、今まで教わってきたことにしがみつきます。
一流の人は、今まで教わってきたことを「それはそれ」と考えられます。
ギターの新しいコードを覚えるのと同じです。
新しい引出しを増やす感覚です。
今までのものにはこだわらないで、新しく教わったことを受け入れます。
これが成長できる人です。
成長とは変化のことです。
二流の人にとっては、成長はただの上乗せです。
古いものを捨てていないので、根本的には何も変わりません。
そこに限界があります。
「変わりたい」という言葉より、行動が大切です。
変化を恐れないでことで、1分ごとに成長できます。
習いごとに来る時と変えるときとで、人間は生まれ変わります。
1秒で進み、1分で生まれ変わるのです。 (中谷彰宏『一流の時間の使い方』リベラル社) ~
焦ったり、つらかったり、逃げ出したくなったりしてる人ほど、成長している。
偏差値あげるとか、大学に合格するとか、そんな小さな目標で視界をせばめず、一分単位でちがう自分にかわっていこう。