水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

成長

2014年11月26日 | 学年だよりなど

  学年だより「成長」


 大学入試は人生の大きな目標の通過点だ。
 センターまでの日数、私大・国立二次までの日数、つまり残された時間と、自分のやりたりないこととを付き合わせてみると、どうしたって時間が足りなく思えてくる。
 焦りが生まれてもしょうがないと思う。
 去年の今頃の自分を思い出してみよう。
 受験に対しての焦りなどなかった、という人の方が多いのではないだろうか。
 焦る気持ちが生まれたのは、それだけ成長したということだ。
 この先、もっと切羽詰まった感覚になってくる人もいるだろうが、むしろハラハラドキドキを楽しもうではないか。


 ~ 「1分前の自分」と「今の自分」は変化しています。
 これは「変化を恐れない」ということです。
 一流の人は、本業の仕事を楽しみながら、自分自身が成長していける人です。
 勉強にも習いごとにも同じことが言えます。
 楽しんでいる時はスピードが上がります。
 イヤイヤやっているとスピードが下がります。
 成長は好きでも、変化は嫌いな人が多いのです。
 変化しなければ、成長できません。
 二流の人は、自分を守ろうとして、今まで教わってきたことにしがみつきます。
 一流の人は、今まで教わってきたことを「それはそれ」と考えられます。
 ギターの新しいコードを覚えるのと同じです。
 新しい引出しを増やす感覚です。
 今までのものにはこだわらないで、新しく教わったことを受け入れます。
 これが成長できる人です。
 成長とは変化のことです。
 二流の人にとっては、成長はただの上乗せです。
 古いものを捨てていないので、根本的には何も変わりません。
 そこに限界があります。
 「変わりたい」という言葉より、行動が大切です。
 変化を恐れないでことで、1分ごとに成長できます。
 習いごとに来る時と変えるときとで、人間は生まれ変わります。
 1秒で進み、1分で生まれ変わるのです。 (中谷彰宏『一流の時間の使い方』リベラル社) ~


 焦ったり、つらかったり、逃げ出したくなったりしてる人ほど、成長している。
 偏差値あげるとか、大学に合格するとか、そんな小さな目標で視界をせばめず、一分単位でちがう自分にかわっていこう。

コメント
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