第10回目を数えた今年の川越市合同演奏会で特筆すべきことは(二次対策やってると、つい長い主語を書いてしまう … )、高校の参加が7校あったことではないか。
1回目を立ち上げてからしばらくは、高校と言えば、県立川越高校さんと、星野高校、そしてうちの3校の参加が続いていた。
川高の本田先生、今はいらっしゃらない星野の齋藤先生、そして自分が打ち合わせて段取りしていた。
市立川越さん、城北埼玉さん、川越女子さんと増えてきて、今年は川越総合さんが加わる。
長く県の吹奏楽連盟を支えていらっしゃった大矢部先生が来られたことが大きい。
そして、どの学校さんも、さすが高校と思える演奏であったことが素晴らしい。
去年は部員が減って困ってると聞いていた川越さんは、三十数名の一年生部員がいて、夏のコンクールのときより圧倒的に成長していた。
市立川越さんは、吹奏楽大好き森先生のカラーが浸透している。
城北埼玉さんは、自分が知っているかぎり歴代もっともバランスよく充実している。
川越女子高さんは、きちんと技術をもっている子たちに集団なので、作品として完成度の高い曲(今回は「春の猟犬」)をきちっち演奏したときに、本当にいい演奏になる。
川越総合さんは、ひょっとしたらはじめて演奏を聴くかもしれないが、技術的にも演出的にも期待以上で、とくにダンスはよかった。
星野高校さんの演奏は圧巻としかいいようがない。今年度赴任された中島先生だが、ここまで色をかえてきているとは思わなかった。中島先生自らが構成・アレンジしたJPOPメドレーは、昭和の歌謡曲、コマーシャルソング、最新ヒット(最新すぎるのがあったなあ)曲まで全27曲の構成。昨年聴いた大阪桐蔭高校や東海大高輪台さんにも劣らないパフォーマンスだったと自分的には思う。この調子で成長し続けるとなると、とんでもないことになるかもしれない。今のうちにもっと親しくなっておかないと。
中学校さんは女子比率が圧倒的に高いが、男子校三校あるとそれなりに男手もあり、最後の全体合唱も良い感じになる。
参加した中学生たちは、川越市内の高校に進学して吹奏楽を続ければいい、と感じたのではないか。
最近はすっかりおまかせしてしまっている本田先生には感謝したい。そして次の「男祭り」には、ぜひ川高さんに加わってもらいたいと思う。
そして … 。負けないようにがんばらないとなあ。