高文連主催「ポップス講習会」は、1年生しかいないし、土曜だから朝からは行けないので、参加をためらいそのままにしていたら、担当の金子先生からぜひ来て下さいと連絡をいただき、急遽1年生と行くことにした。
二限目を終えてから出発する許可をもらい、マイクロバスに乗り込み、16号から大宮栗橋線に入り、122号バイパスに入ってしばらく走ると、周囲に建物がなくなってくる。
埼玉は広いものだと思いながら走っていると突如巨大な商業施設モラージュがそびえ立つ。近くに座るおかもと君が、しきりに桶川にもなんとかウオークがあるとアピールする。
1時間15分ぐらいで不動岡高校に着いて、お昼をとり、午後からのレッスンは、80年代ポップス「Walk the Dinosaur」の合奏だった。
ポップスをいかにファンクに演奏するか。
講師は、吹奏楽の世界では知らない人のいない植田薫先生だ。
楽譜をさらうより、スピリットを習うようにと、部員たちに諭してきたが、体感してもらえただろうか。
「おれは、ほんとは吹奏楽で、こういうのをやりたいの。ちまちまコンクールの練習とかしたくない。でも、それだとバカにするやつがいるから、コンクールでも全国大会に出てるんだ」って、どんだけかっこいいのだ。このおやじは。
なかなか声をだしきれてない、殻をやぶりきれてない様子には見受けられた。でも、何か感じたものはあったのではないかと思う。