土曜の通勤ラジオは、大野勢太さんではなく「PUNCH deドーヨ」になる。
今朝の特集は「おもてなしニッポン大募集!」。
来日中のウィリアム王子に、食べさせたいもの、見せたいものなどを募集するという企画だった。
~ ホテルに滞在しているであろう王子を、銭湯に連れていって大きなお風呂に入れてあげたい。湯上がりにはコーヒー牛乳を腰に手をあてて呑んでもらう ~
~ 秋葉原のメイドカフェ。オムライスの上に平仮名で「うぃりあむ」とケチャップで書いて、メイド全員でおいしくな~れ光線をあててから食べてもらう ~
すごい。たまたま二つの投稿を聴いたが、新旧日本文化の様式美を端的に表すものとして秀逸で、聴取者さんのレベルの高さが感じられる。王子に、ほんとに体験してもらいたいものだ。メイドカフェなど、おはまりになられるのではないだろうか。
~ 車が高速道路を走っている。どこに向かっているのかは、日本の地理に疎いマカリにはわからない。日本の高速道路は、世界中のどんな道路よりも未来を感じさせる。清潔だからだろうか、とマカリは思う。日本人は簡単に道端にガムを吐き捨てたりしない。窓からタバコも捨てない。そして、そういうことをする人間を見たら、大多数の人間が嫌悪感を覚えるように社会ができている。嫌悪感を周囲に振りまく人間は、決して社会的に成功しないようにできている。そういった文化は、銃を持たなくても安全な社会を形成することに一役買っているのだ。金額に換算することはできないが、日本という国は素晴らしい財産を持っている。 (深見真『ライフルバード』角川春樹事務所) ~
アメリカから送られた狙撃兵マカリの視点で、移動中に見た日本の光景を描写したシーン。
これから主人公たちを狙撃に向かうという状況下と、見事な対比になってるが、そういう小説の構成とは別に、なるほどと思う描写だ。
ただちに経済的価値には換算できないような、しかし貴重な文化を日本人はもっている。
こういう感性を持たない国の方々もまた間違いなくいる。感性の違う人同士が一緒に生きていくのは、不可能ではないが、難しい。
その現実を述べると「差別だ」とレッテルをはって非難する向きもあるが、それはそれで実に幼い思考だろう。
3時間の授業(おれはないけど)のあと、大講堂、小講堂を卒業式バージョンにセットして、演奏曲を練習し、三時バスであがる。正直言うともっとやりたい、というかやるべきことはある。とくに今年はじめて入場曲にしてみた「青春の輝き」は。でも試験前はここまでだろう。あとは前日の追い込みでなんとか形にしよう。