水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

武士道ジェネレーション

2015年08月03日 | おすすめの本・CD

 

  昨日、教員研修のあと、どうしても読み切りたくて新宿の街をさまよってみたが、スタバ的なお店は軒並み行列ができている。こうなったら最後の手段と思い、椿屋珈琲店に向かう。ブレンドコーヒー一杯980円のお店ならさすがに空いてるだろうと思ったが、あまかった。東京おそるべし。でも、待っている人が一組だったので、奮発することにし、案内されて980円のアイスコーヒーを頼む。おいしいし(まずかったら暴れるけど)、スタバ的な店より落ち着く。
 残り少なくなった『武士道ジェネレーション』の頁を惜しみながら繰っていく。
 大学を出て道場の師範代になった(なるしかなかった)香織も、結婚した早苗も、変わっていない。
 ちょうど今の成海璃子さん、北乃きいさんの年齢ではないか。映画化してくれないかなあ。
 高校時代の二人を描いた武士道シックスティーン、セブンティーン、エイティーンに比べると、青春のキラキラ感やせつなさやるせなさは少ない。
 でも、社会人として、大人として、日本人として、生きていこうとする時に誰もがぶつかる壁と、それを乗り越えようと生き方を模索する二人の姿は、高校時代の二人より味わい深いものがあった。
 道場の剣士達が出場する神奈川県大会を二人で応援に行くシーン。
 あたしたちが出会ったの、ここだったねと早苗が語りかけるところは、ちょっとこらえられないものがあった。
 スタバでなく椿屋さんだったから、ちゃんとおしぼりがあり、それで顔を拭くふりをしてしばらく目頭を押さえらえてよかった。

 今日は、1時間だけのホームルームのあと集合、入退場の練習、通して聴いて直して、自分で納得できない時間をさらうタイムがあって、大物打楽器は下まで降ろした。
 吹奏楽シックスティーン、セブンティーン、エイティーンたちの出番は明日だ。

コメント
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