昨日、練習後すぐに六本木の俳優座劇場に出かけ、ジャズダンスチーム「梅棒」さんの第四回公演を観に行った。
JPOPをダンスナンバーにして、その歌詞と振り付けでストーリーをつくっていくというスタイルの舞台を、「梅棒」さんの公演をはじめてみて、驚いて、感動して、あまりのかっこよさに鳥肌が立ったのが三年前。
今回ははじめてゲストがいない、純粋に男11人のオリジナルメンバーだけでの公演で、そのせいか一番「梅棒らしい」と思われる作品だった。
えらそうに、「らしい」とか言ってしまったが、自分的「梅棒」とは、人の心を動かすための手段があるなら、そのすべてを試してみることに躊躇はいらないという精神だ。
今回のストーリーには、野球選手がでてきて、不良がいて、信長が登場し、出会いがあり、別れがあり、浴衣があり、花火があり、なんか本校定演とデジャビュ観がかいまみられたのもうれしかった。
自分のやりたいことに間違いはないのではないかという喜びだ。
演劇でもない、ダンスの公演でもない、ミュージカルと一番近いかもしれない、このスタイルに、なぜこんなに心動かされるのだろう。
笑わされ号泣させられて、見終わったあとに明日から頑張ろうという気持ちに必ずなる。
人前で何かを発表しようとするならば、それがどんなジャンルのどんな形態の表現であれ、プロであれアマであれ、見てくれる人が少しでも幸せになってくれることを目標にしないといけないのではないか、あらためてそんなことを考えた。