今日は、星野高校さんでの合同練習にでかけた。
講習を終えて、楽器を積み込み、バスで第二校舎に向かう。
うちの音楽室の半分もないスペースに両校の部員が会すると、涼しい今日でさえ暑かった。
二時間ほどのパート練習ののち、そのスペースで合奏となる。
ぎっちぎちだが、ならべ方がいいのか百数十人が合奏できる状態になった。さすがにトランペット、トロンボーンは立奏だったが。
日曜に男祭りの合同練習があるが、今年は二百人越えになった合奏も、うまくセッティングすれば大丈夫かなと思えた。
ラテン系の曲をいくつかと、星野高校の中島啓先生による大メドレーを演奏する。
例年、お互いが文化祭で演奏するJPOPを2曲ずつ持ち寄って演奏するというスタイルだったが、今年は持ち時間も長くなったということで、中島啓先生ご提案の数曲を演奏させてもらうことにした。
はっきり言って譜読みは大変で、例年の倍大変ぐらいでとかではない。もちろん、うちの一年生には、そんなことをばらしていない。
二年生は、「いくらなんでも大変でしょ」と思っているはずだが、文句を言わないのは(言ってるかもしれないけど)、楽しい(もしくは楽しくなる予感がする)からではないだろうか。
星野高校さんの持ちネタとして定評のあるものとなった「スペシャルメドレー」を、一緒に演奏できるのは、自分的にもものすごくありがたい。
昨日予習の合奏をしてみて、いかに工夫して組み立てられてるかにも気づけた。
どの部活も顧問によってその活動内容は大きく変わる。
吹奏楽はとくに、一緒にステージにあがるのが顧問だから、運動でいえば一緒にプレーヤーとしてフィールドに出てるようなものだ。
トップ下とか、ゴールキーパーの位置にいて指示だしをするような。
そういえば九州では、屋比久先生が退職された後の鹿児島情報高校さんは、夏のコンクールでおもわしい結果は出ず、逆に活水高校さんは、精華女子から藤重先生がうつられて四ヶ月で、初の全国大会出場を決められた。
顧問の力量がここまで端的に表れた例もめずらしいが、それほど影響は大きい。
それを思うと、大滝先生が勇退された後の埼玉栄高校さんも、今年から指揮者が変わった春日部共栄さん、松伏さんも。変わらず安定した演奏を続けているのは、システムとして完成された部活運営ができているからであり、そこがさすが埼玉とも言える。
明日も、もう一日合同練習。新生星野高校さんから、しっかりと吸収してきたいものだ。