石川ひとみ「三枚の写真」をもう一度聞きたくて、アマゾンでベスト版のCDを注文した。
ユーミン夫妻作「まちぶせ」から始まり、最後は天地真理「思い出のセレナーデ」のカヴァーまで、知らなかった歌も多いが、なんとクオリティの高いことか。もっと早く買って聞けばよかった。
「くるみ割り人形」「プリンプリン物語」の、これぞ歌謡曲! というコード進行や転調のしかたは安定感抜群で、いっかい聞くと頭のなかをぐるぐる回る。
この二曲は作曲が馬飼野康二さんだ。
馬飼野さん作曲といえば、西城秀樹「傷だらけのローラ」、和田アキ子「古い日記」、松崎しげる「愛のメモリー」、河合奈保子「スマイル・フォー・ミー」、小泉今日子「艶姿ナミダ娘」、日野美歌・葵司朗「男と女のラブゲーム」、KinKi Kids「愛されるより愛したい」、嵐「A・RA・SHI」 … 。
先日、作詞家45周年記念コンサートをひらいた松本隆氏もそうだが、馬飼野氏がいなかったら、歌謡曲シーンもずいぶん変わったものになってただろう。
そうそう、光GENJI「勇気100%」も生まれなかったわけだから、星野高校中島啓大メドレーのオープニングも別の曲になってしまう。
「三枚の写真」はやはり名曲だった。何十年ぶりに、50歳をこえた石川ひとみさんの歌を聞いて説得力をましたなとしみじみ思ったけど、昔も上手だ。
AKBのゆきりんとか、乃木坂のいくちゃんとか、お歌上手だなあと思うけど、やはり昔のアイドルさんは、別次元のものがある。
歌声を届かせる対象が今とは異なっていたからではないだろうか。
星野高校さんとの二日目の合同練習は、しかしスペシャルメドレーまではいかなかった。
それほど、「マンボメドレー」は手強かった。
生徒をバスにのせていき、こちらは見ているだけで、パート練習のあとがっちり3時間も合奏してもらえるなんて、なんてありがたいことだろう。毎週行きたい。バス遠征というのもちょっとテンションあがる。