3学年だより「かっこよくなる方法」
今年は、「かっこよくなる!」を目標に掲げてみるのはどうだろう。
ピンチのとき、不安なとき、追い込まれたときに、「ここを乗り越えられたら、かっこいいよね」と想像してみるのだ。
「このパス通したらかっこいいよな」「ここで一本打てたらスターだな」と咄嗟にイメージしたとき、自然とうまくいくことを経験してきた人もいるはずだ。
逆に、「ここでミスったら恥ずかしい」と考えた時点で、マイナスイメージが想起されている。
考えること自体にタイムロスが生じ、ますます失敗の確率を高める。
うまくいくときは、むしろ考える前に、からだは動き出している。
たとえば女子との会話一つにしても、うまくいくかどうかは、とっさに声をかけたかどうかだけだろう。ここで話しかけるのは変かなとか、いきなりこんなこと聞いたらひかれるかななどと考えているうちにタイミングは失われる。後悔だけが残る。
やってみて失敗しても後悔は生まれるが、逃げなかった自分への誇りが得られる。
やってみること自体は何でもないという自信が生まれる。失敗こそが成功への道だ。
~ 人気映画『オーシャンズ13』で、主人公が警備も厳重でコンピューターによるセキュリティも高いカジノの金庫破りを計画するシーンがあります。
ハッカー「コンピューターは、難攻不落だ。遮断するのは難しい」
主人公「もし、遮断ができたら……」
ハッカー「“もし”はありえない。遮断は絶対不可能だ! 神業か天災でも起これば話は別だが」
主人公「もし、メインコンピューターを倒せたら……」
ハッカー「無理だ」
主人公「でも、あんたなら……。できるよ」
ハッカー「おだてるな。よし、俺のパソコンを持ってきてくれ」
この短い会話の中に、不可能を可能にするミラクルクエッションがちりばめられています。「もし~できたとしたら」というのは、心理学で「As Ifフレーム」と言います。ハッカーは、はじめメインコンピューターの遮断は絶対不可能だと決め込んでいました。これは、「無理。不可能」という色眼鏡(フレーム)をかけて見ていたのです。人が実現できることは、自分がイメージできることだけです。だから、「無理。不可能」という眼鏡をかけている以上、このハッカーがコンピューターを遮断することは不可能です。でも、主人公が何度も、「もし、できたとしたら?」という成功をイメージする眼鏡にかけかえていたのです。
そう、無理だと思い込んで、失敗するイメージばかり抱いていては、問題を解決することはできません。主人公が「なぜ、できないんだ?」「もし、失敗した場合どうなるんだ?」と問題志向の質問に終始しても、この計画は失敗したでしょう。
(藤本梨恵子『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』アスカ) ~
「最後の最後に脳内のパズルがうまくつながったなら」「ここから逆転できたら」……
駅伝で最後に抜いた駒澤大学も、涙の創価大学も本当にかっこよかったではないか。
今年は、「かっこよくなる!」を目標に掲げてみるのはどうだろう。
ピンチのとき、不安なとき、追い込まれたときに、「ここを乗り越えられたら、かっこいいよね」と想像してみるのだ。
「このパス通したらかっこいいよな」「ここで一本打てたらスターだな」と咄嗟にイメージしたとき、自然とうまくいくことを経験してきた人もいるはずだ。
逆に、「ここでミスったら恥ずかしい」と考えた時点で、マイナスイメージが想起されている。
考えること自体にタイムロスが生じ、ますます失敗の確率を高める。
うまくいくときは、むしろ考える前に、からだは動き出している。
たとえば女子との会話一つにしても、うまくいくかどうかは、とっさに声をかけたかどうかだけだろう。ここで話しかけるのは変かなとか、いきなりこんなこと聞いたらひかれるかななどと考えているうちにタイミングは失われる。後悔だけが残る。
やってみて失敗しても後悔は生まれるが、逃げなかった自分への誇りが得られる。
やってみること自体は何でもないという自信が生まれる。失敗こそが成功への道だ。
~ 人気映画『オーシャンズ13』で、主人公が警備も厳重でコンピューターによるセキュリティも高いカジノの金庫破りを計画するシーンがあります。
ハッカー「コンピューターは、難攻不落だ。遮断するのは難しい」
主人公「もし、遮断ができたら……」
ハッカー「“もし”はありえない。遮断は絶対不可能だ! 神業か天災でも起これば話は別だが」
主人公「もし、メインコンピューターを倒せたら……」
ハッカー「無理だ」
主人公「でも、あんたなら……。できるよ」
ハッカー「おだてるな。よし、俺のパソコンを持ってきてくれ」
この短い会話の中に、不可能を可能にするミラクルクエッションがちりばめられています。「もし~できたとしたら」というのは、心理学で「As Ifフレーム」と言います。ハッカーは、はじめメインコンピューターの遮断は絶対不可能だと決め込んでいました。これは、「無理。不可能」という色眼鏡(フレーム)をかけて見ていたのです。人が実現できることは、自分がイメージできることだけです。だから、「無理。不可能」という眼鏡をかけている以上、このハッカーがコンピューターを遮断することは不可能です。でも、主人公が何度も、「もし、できたとしたら?」という成功をイメージする眼鏡にかけかえていたのです。
そう、無理だと思い込んで、失敗するイメージばかり抱いていては、問題を解決することはできません。主人公が「なぜ、できないんだ?」「もし、失敗した場合どうなるんだ?」と問題志向の質問に終始しても、この計画は失敗したでしょう。
(藤本梨恵子『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』アスカ) ~
「最後の最後に脳内のパズルがうまくつながったなら」「ここから逆転できたら」……
駅伝で最後に抜いた駒澤大学も、涙の創価大学も本当にかっこよかったではないか。