水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

アップデート力

2021年01月18日 | 学年だよりなど
3学年だより「アップデート力」


 共通テストおつかれさまでした。
 会場模試さえほとんど経験していないみなさんにとって、勝手の分からない試験だったかもしれない。そして教科によっては、予備校さんなどの予想も超えた問題もあったようだが、その程度の想定外ぶりは予想どおりだ。
 問い方自体にいろいろ変化はあったとはいえ、本質はまったく変わっていない。個人的には、どのへんを思考力強化だと言いたいのか、疑問に思うくらいだ。
 とりあえずは、第一歩を踏み出せたことを喜ぼう。
 採点しながら「やらかしちまった」「失敗した」などとアピールする人を見かける。
 厳しい言い方かもしれないが、それこそが実力だったはずだ。
 何点くらい取りたかったという気持ちは、あくまでも「希望」であり実力ではない。
 本番ゆえに発見できた自分の弱点を、ノートに書いておこう。
 教科、科目の知識として覚えておくべきことや、試験受け方そのものへの準備不足だと気づいたことなどを、具体的にまとめておこう。
 この作業は、けっして目先の試験のためだけにあるのではない。
 将来の目標を叶えるために今の受験はあるわけだから、人生全体を見据えての課題発見ということになる。次の試験までの宿題ではなく、長いスパンで取り組み続けていく自分の課題だ。


~ 課題とは、学生の頃に先生から出されていた宿題とは違う。
 やらなくてもいいモノではないし、ズルも無駄だ。
 課題とは、自分自身の成長、そして夢の達成のためにある。
 そして課題をやるかやらないかは、オマエ次第だ。
 やらなかったときに、誰かに怒られるわけではない。
 だからといって甘えれば、成長などできるわけがない。
 オマエがオマエに対して、もっとも厳しい人間であれ。
 その手助けになるのが、ノートだ。
 課題をリストアップしろ。
 具体的な目標、そして達成する期限を書き込め。
 スマホに打ち込むよりも、【書く】という行為のほうが、より客観的に課題を把握できるし、なにがなんでも達成する、という決意を込めやすい。
 書いただけで満足せず、毎日一度はノートを開き、未達成の課題に対する具体的な行動を決め、動き出せ。
 いつまでも攻める姿勢を忘れずにいれば、数年後には必ず、理想の自分の出会えるはずだ。
 GACKTの【課題ノート】は月刊少年チャンピオンほどの厚みがある。
                   (GACKT『GACKT超思考術』サンクチュアリ出版) ~


 こうして自分をアップデートし続けた結果として、夢の実現がある。
コメント
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