漢文最終チェック〈漢詩〉
1 形式
a 絶句……四句から成る詩 五言絶句or七言絶句
起句→承句→転句→結句
b 律詩……八句から成る詩 五言律詩or七言律詩
2句ずつのひとまとまり……聯(れん)
首聯→頷聯→頸聯→尾聯 ※覚えなくていい
c 古詩……十句以上の偶数句(主に4の倍数)で成る詩
2 意味(リズム)の切れ目
五言詩 … 2+3
七言詩 … 2+2+3
→ スラッシュ(/)で切って読む
3 押韻 … 一定の句末の語の響きをそろえること
五言詩 … 偶数句末
七言詩 … 第一句末+偶数句末 ※一句目はないこともある
→ つまり2句ずつが意味的にもひとまとまりだということ
→ 空欄補充はまず押韻が最優先
→ 古詩の場合は途中で韻が変わる
4 対句 … 意味・構造面から、セットになっている二句のこと
5 内容のまとまり
絶句 12句……叙景(風景)
34句……叙情(心情) となる場合が多い(もとは律詩の一部)
律詩 12、34、56句……叙景(風景)
78句……叙情(心情) となる場合が多い
6 テーマ
表面上 旅情・懐旧・友情・自然・戦争etc
↓
意識下 思うようにならない人生・自分の不遇を嘆く・世の中への不満
※ 直接書いてなくても、旅、異郷に地にいる原因は基本的に左遷
※ 本質は評論と同じ。古代中国の知識人による、体制批判がベースにある
※ 漢詩では男女の色恋は詠われない(日本の和歌はそれのみ・うまくいかない恋を嘆く)
→ 誰かを「思う」場合、対象は友人か家族
※ 美しい自然・悠久の自然は、はかない人事・人為と対比されている
※ 具体物には意味がある → 象徴
1 形式
a 絶句……四句から成る詩 五言絶句or七言絶句
起句→承句→転句→結句
b 律詩……八句から成る詩 五言律詩or七言律詩
2句ずつのひとまとまり……聯(れん)
首聯→頷聯→頸聯→尾聯 ※覚えなくていい
c 古詩……十句以上の偶数句(主に4の倍数)で成る詩
2 意味(リズム)の切れ目
五言詩 … 2+3
七言詩 … 2+2+3
→ スラッシュ(/)で切って読む
3 押韻 … 一定の句末の語の響きをそろえること
五言詩 … 偶数句末
七言詩 … 第一句末+偶数句末 ※一句目はないこともある
→ つまり2句ずつが意味的にもひとまとまりだということ
→ 空欄補充はまず押韻が最優先
→ 古詩の場合は途中で韻が変わる
4 対句 … 意味・構造面から、セットになっている二句のこと
5 内容のまとまり
絶句 12句……叙景(風景)
34句……叙情(心情) となる場合が多い(もとは律詩の一部)
律詩 12、34、56句……叙景(風景)
78句……叙情(心情) となる場合が多い
6 テーマ
表面上 旅情・懐旧・友情・自然・戦争etc
↓
意識下 思うようにならない人生・自分の不遇を嘆く・世の中への不満
※ 直接書いてなくても、旅、異郷に地にいる原因は基本的に左遷
※ 本質は評論と同じ。古代中国の知識人による、体制批判がベースにある
※ 漢詩では男女の色恋は詠われない(日本の和歌はそれのみ・うまくいかない恋を嘆く)
→ 誰かを「思う」場合、対象は友人か家族
※ 美しい自然・悠久の自然は、はかない人事・人為と対比されている
※ 具体物には意味がある → 象徴