折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラ、一番花 №38 ~ ハッピー・トレイルズ ~ 

2010年05月18日 23時06分14秒 | 立夏
                                                          2010年5月17日
                                          □ ハッピー・トレイルズ
                                   (Happy Trails Min 1992 Warriner & Zary USA)

◇ ミニバラはむすかしい、ずっとそう考えていたのですが、うまく行かないのにはそれなりの理由がありそうです(面倒くさがりの私は、手を抜き過ぎ!)。
  咲いている花を連れて帰ったときだけ、わぁ、きれい!! 花が終われば放ったらかし、ぐちゃぐちゃに繁るか、ラベルはなくすは、葉っぱがほとんど落ちるは…。
  通常挿し木の状態で思い切り花を咲かせるわけですから、花が終わると株の消耗度は相当なはず、花殻摘みと日当たりと風通しの良い場所は最低条件でしょう。
  昨秋に返り咲いた後、真冬に軽い剪定をして日当たりの良いところに移動、追肥も少々、そうしたら見違えるような蕾の付き方に一変しました。


           
             □ この色が肉眼で見たのに最も近いようです。


          
                 □ Happy trails.  お気をつけて。 
 
   
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バラ、一番花 №37 ~ アルバ・セミプレナ ~

2010年05月18日 21時35分50秒 | 立夏
                                                         2010年5年15日
                                           □ アルバ・セミプレナ
                                    (Alba Semi-plena A before 16th century)

◇ こうした半八重の白バラ、野バラのように素朴な佇まい、五月の風に自然にそよいで揺れて、だからこそ私には魅力溢れるバラに映ります。
  この春は初咲きのナニワノイバラのすぐあとに咲き始めたのですが、花期が短いというか、しべの黄色が直射日光くらいですぐに色あせてしまう印象なのです。
  そんなタイミングのずれもあって、美しいしべの姿には巡り合えず、けさ出勤直前に生まれたてのバラの微笑みに気がついて、あわててシャッターを切りました。
  ボッチチェリの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれたバラ、若い頃からの憧れの一つ、バラ庭を目指してなくてもこのバラだけはきっと庭で揺れていたことでしょう。


          
                                   2010年5年18日
               □ なにかしら、朝がよく似合うバラです。


          
                                   2010年5年15日 
           □ 北西側を向いていますが、春から夏は日当たり十分。


          
                                   2010年5年15日
                □ まだまだ蕾がたくさん控えています。
                  もうしばらくは、楽しめそうです。
 


  
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バラ、一番花 №36 ~ ジュード・ジ・オブスキュア ~

2010年05月18日 00時05分30秒 | 立夏
                                        □ ジュード・ジ・オブスキュア
                                   (Jude the Obscure S 1995 D.Austin England)


◇ バラを始めた初年度に黄色のシャルロット・オースチン(ER)に感激した私は、次のイエロー系統として4年前にこのバラを選びました。
  イエローと言ってもガイドブックでも色の紹介には難儀しているらしく、内側はミディアム・イエロー、外側は淡い黄色との解説です。
  (Their color is a pleasing medium yellow on the inside of the petals and a paler yellow on the outside. 英語版HPより)
  色のことは詳しくない私も、淡い黄色やアプリコット・イエロー(Apricot Yellow)には単純に肯けない色、高級なバニラ・アイスにこんな色があるよなあ…。
  気温がぐんと上がって夏日、明日からしばらくは雨予報、このコロリンとしたカップ咲きは若干雨が苦手、今のうちに咲いちゃいなってエールを送ったりして。。。
 

          
               □ 朝の開花の始まり、清々しさを感じます。


          
                 □ 朝は、こんな風にさわやかな彩り。
                   山吹色って感じかもしれないと…。


           
             □ 大輪ですがコロンとして、このバラの特長です。
               向こうは、コンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン(HP)。


          
         □ 完全に開き切ることはあまりなかったように記憶しています。
           この不思議な色、何という色なんでしょうね。


          
               □ 比較的直立性の強いバラだと思います。
 
 
 
 
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バラ、一番花 №35 ~ コントゥ・ドゥ・シャンボール ~

2010年05月17日 23時38分17秒 | 立夏
                                        □ コントゥ・ドゥ・シャンボール
                                (Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)


◇ 「なじかは知らねど心わびて」は音楽の教科書「ローレライ」の冒頭ですが、このバラに惹かれたわけ(なじか!? Ich weiss nicht was…)を全く憶えていません。
  おそらくバラの図鑑か何かでインプットされて長く記憶に残ってたんでしょう、バラを始めた頃に庭で最初のオールド・ローズとしてやってきました。
  さわやかさがにじみ出てくるようなピンク(Medium Pink)の優しさと整った花の姿がマッチしているさまを、間近にご覧になっていただきたいバラです。
  150年前にフランスで育種されたバラ、その頃と変わらぬ19世紀の香りを乗せて ~ それだけで顔(私の)に似合わずロマンを感じてしまいます。


          
           □ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント(ER)とともに。


          
               □ 赤い蕾は、L.D.ブレスウェイト(ER)です。


           
                    □ 芍薬も咲き始めました。


          
               □ シャクヤク (芍薬 Paeonia lactiflora) 
                    ボタン科ボタン属の多年草


           
           □ 西洋アジサイ「アナベル」に花芽が見えて来ました。


          
          □ これが最終的にはクォーター・ロゼット咲きになります。
 
 
  
          

          (una poesia di oggi)

            ローレライ  Die Lorelei 

                             原詞 ハイネ    H. Heine 1797-1856
                             作曲 ジルヒャー F.Silcher 1789-1860
                             訳詞 近藤朔風        1880-1915

          なじかは知らねど 心わびて
          昔の伝説は そぞろ身にしむ
          寥しく暮れゆく ラインの流
          入日に山々 あかく栄ゆる

          美し少女の 巖頭に立ちて
          黄金の櫛とり 髪のみだれを
          梳きつつ口吟む 歌の声の
          神怪き魔力に 魂もまよう

          漕ぎゆく舟びと 歌に憧れ
          岩根も見やらず 仰げばやがて
          浪間に沈むる ひとも舟も
          神怪き魔歌  謡うローレライ

 
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バラ、一番花 №34 ~ L.D.ブレスウェイト ~

2010年05月17日 23時06分36秒 | 立夏
                                           □ L.D.ブレスウェイト
                                   (L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)


◇ 情熱のバラ、赤いバラにはそんなイメージが先に立ちますが、それはぎっしり集まった場合で、庭にポツリと咲くバラにはむしろ大人の落ち着きを感じます。
  庭に咲いているバラの中ではまさに真っ赤、真紅とはこんな色を指しているんでしょうが、クリムズンと一言で片付けるには不思議な色合いにも思えます。
  3年前に庭にやってきて着実に生長してきたバラ、花も株立ちも質量ともにほぼ充実の一途、丈夫なバラの代表みたいなものです。
  右近の桜、左近の橘ならぬ、左にザ・ダーク・レディ、右にL.D.ブレスウェイト、四季咲きの赤いバラをリビングから見えるところに…ささやかな夢が叶いそうです。


          
             □ クイーン・オブ・スウェーデン(ER)の隣りです。


          
                  □ このバラは一輪で咲きます。


          
                □ 少し開き加減の蕾も好いですよ。


           
          □ ピンクとクリムズン、お互いに単調にならないように…。


          
               □ 夕方にはずいぶん咲き進んでいました。
 
 
 
 
 
 
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バラ、一番花 №33 ~ ザ・ダーク・レディ ~

2010年05月17日 22時22分35秒 | 立夏
                                           □ ザ・ダーク・レディ
                                    (The Dark Lady S 1991 D.Austin England)

◇ いよいよ期待の赤いバラの登場、どれだけ待ちわびたことか…。
  なんだか「VIP」扱いですが、これまでの2年間ずっと不調で、この冬に掘り返したら根っこがほとんどなくて(根腐れ)、愕然としました。
  地植えの土をそっくり入れ替えてほこほこにして、寒肥などの肥料はぐっと少なめに、ただひたすら株の回復を待つことにしました。
  たったの一輪だけで開花を迎えましたが、ダーク・クリムズン(dark, dusky crimson)の花の色がクリアで眩しいくらいに目に映ります。


          
                                   2010年5月16日
               □ 昨日の夕刻に開花が始まりました。


           
           □ けさ、まず目にした光景、手前はハーロウ・カー(ER)。


          
            □ 復活に向けて、新芽がたくさん、うれしい限りです。


          
           □ 一番花はこれっきり、だからこその美しさなのでしょう。


          
                    □ 正面からもいいですね。


          
               □ 夕方にはずいぶんくつろいでいました。


          
             □ 一日限りの一番花、そんなバラもあるのです。
 
 
 
 
 
 
 
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バラ、一番花 №32 ~ イヴォンヌ・ラビエ ~

2010年05月17日 21時27分10秒 | 立夏
                                                         2010年5月16日 
                                          □ イヴォンヌ・ラビエ
                                   (Yvonne Rabier Pol 1910 F.Turbar France)

◇ 数年前から午前中いっぱいの日当たりの良いところに置いている鉢植えですが、うっかり開花を見逃していました。
  購入時のラベルにオールド・ローズとありましたが、これはポリアンサ・ローズに分類されてます。
  もっともデータではこのバラが世に出て100年、私情としてはオールド・ローズでも一向に構いません。
  ブログ友のmilkyさん(ポリアンサ・ローズ大好き♪)にも触発されて、愛らしくも清楚な純白のバラに百や二百は下らない花を期待しています。



          
                                   2010年5月16日 
                     □ 純白のバラです。


          
                                   2010年5月16日
              □ いろんなところに万遍なく蕾がつきます。
  
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バラ、一番花 №31 ~ コンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン ~

2010年05月16日 23時50分30秒 | 立夏
                                     □ コンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン
                              (Comtess Cecile de Chabrillant HP 1858 Lambert Germany)

◇ お好みのオールド・ローズの開花、一季咲きだけにうれしさも格別です。
  色はローズ・ピンクのカテゴリーでしょうか、おとなしくてどこかオシャレな雰囲気のあるバラです。
  パリの空の下、セーヌは流れるではないですが、パリの花屋さんの店先に白いバケツに入った切り花、勝手に想像してしまいます。
  なぜかパリの青空と街角をイメージしてしまうバラ、作出されたのはドイツなんだとか、少しばかり驚きです。


           
               □ 鉢植え、ずいぶんと生長して来ました。


          
             □ はっきりしたオールド・ローズ香があります。


          
            □ ピンクとグリーンのコントラストがさわやかです。
 
 

 
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バラ、その後の一番花たち ~ その2 ~

2010年05月16日 22時58分56秒 | 立夏
                                  □ 東側、南の方角です(ホースが邪魔ですが…)。

◇ 今年の一番花の一番乗りは、確かプリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント(ER)の4月20日でした。
  それは極端に早かった開花として、庭のバラの開花は5月5日頃に始まりました。
  これまで30品種の一番花をご紹介いたしましたが、年の数ほどのバラの品種だとすると、とっくに(!?)折り返し点を過ぎているはずです。
  ここ数日のお好みの光景を中心に…。


          
          □ アーチの向こう左側は、黄色いバラが咲き進んでいます。


           
                    □ シャルロット・オースチン
              (Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)


          
             □ レモン・イエローのマーガレットを寄せ植えに。


          
                                   2010年5月15日
                 □ 南側では、上品な香りのバラ。

          
                                   2010年5月15日
                       □ エグランタイン
                (Eglantyne S 1994 D.Austin England)


          
                                   2010年5月15日 
              □ 優しい花の心がこちらまで伝わります。


          
                                   2010年5月15日 
               □ リビングの窓の外、ピンクのバラたち。
                 ゼフィリーヌ・ドルーアン (B 右から中央)
                 ジャック・カルティエ (P 左手前)
                 ガートルード・ジェキル (ER 向こう)
 

          
          □ リビングの私の座席からは、ほぼこんな感じで見えます。
            レンガ敷き等、まだ作業の途中ですが…。
            右手前の紅い蕾は、レディ・オブ・メギンチ(ER)です。


           
          □ 右側背の高いのは、クイーン・オブ・スウェーデン (ER)
            赤い蕾は、L.D.ブレスウェイト (ER)
            他に、コントゥ・ドゥ・シャンボール (P)
            プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント (ER)


            
             □ 当然、猫(クロッチ)の通り道でもあります。
               右側壁面は、レオナルド・ダ・ヴィンチ(LCl)


           
                                   2010年5月15日 
                       □ ハーロウ・カ-
               (Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

          
                                   2010年5月15日 
            □ 北東側では、ハゴロモ・ジャスミンが終わりました。
              …が、昨年までとは景色が変わりました。


          
                                   2010年5月15日  
                       □ コーネリア 
             (Cornelia HMsk 1925 J.Pemberton England)


          
                                   2010年5月15日 
          □ 開花の段階で花の濃淡が…それもまた美しいのです。


          
                □ 北側、半日陰には赤いバラが2品種。
                  ノック・アウト (F 左)
                  ウィリアム・シェイクスピア2000 (ER 右)


          
                                   2010年5月15日 
              □ 昨年までとは違うのは、このバラも…。


          
                                   2010年5月14日 
                   □ ジャクリーヌ・デュ・プレ
             (Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)


          
                                   2010年5月14日 
                   □ とても気に入っています。


          
           □ 今日の日は さようなら♪ 三日月と金星(宵の明星)
             月がうっすら丸いのは、地球の照り返しなんだそうです。

  
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バラ、一番花 №30 ~ ジュビリー・セレブレーション ~

2010年05月16日 20時33分39秒 | 立夏
                                        □ ジュビリー・セレブレーション
                                  (Jubilee Celebraition S 2002 D.Austin England)

                                      ← ブログのプロフィールのバラです。

◇ バラを始めて5年目の春ですが、初年度からの付き合いのこのバラが、今も一番のお気に入りかもしれません。
  いや、お気に入りに一番も二番もありえないので、庭のバラでお勧めを一品種となると、このジュビリー・セレブレーションというくらいの意味です。
  バラ栽培を思い立って品種選びの際に、イングリッシュ・ローズで唯一のサーモン・ピンク、ふ~ん(色のことって、よくわかってませんでした)。。。
  そしてエリザベス女王即位50周年記念のバラ、あれあれ、育種家の自信作や決まりっ! 当然、その前に花の写真にイチコロだったのですが…。


          
                                   2010年5月15日
          □ 厚みのある花びらがびっしり、当然うつむいて咲きます。
            向こうには、クレマチス「ダッチェス・オブ・エジンバラ」


            
                                   2010年5月15日
            □ 先に咲いていた、クレマチス「ドクター・ラッペル」 
              バラの一番花が、ぎりぎり間に合った感じです。


           
           □ 蕾がこれまでになくたくさん付いて、これからが本番。 
  

 
 
 
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