アテネ五輪直前の合宿で負傷し、四肢が麻痺した代表選手、ロニー・ツィスマーがこのほど大学院を修了しました。
ラウジッツ大学でバイオテクノロジーを専攻。事故のあと、四肢が麻痺した人たちのための基金を設立したり、北京五輪では解説をつとめたり、最近では車イスマラソンにも参加し、パラリンピックを狙いたいともしています。
ドイツの体操の記事にはときおり登場していて、独体操連盟で何らかの役職をつとめているのだろうなと私は思っていました。事故直後は両手両足が不自由だったそうですが、今は両手は動かせるようですね。ラウジッツはコトブスと同じ地域にあり、ボイの所属するコトブスの体操クラブに姿を見せることもあるようです。また、この大学のバリアフリーな環境のおかげで学業を続けられた、ともしています。北京五輪ではダイムラーAG社が彼の移動のために車を提供したそうです。
大学院を修了してもこれが「まだ始まり」としていて、今後もさらに研究を続けていくようです。具体的な活動については読み取れませんでしたが、おそらく体操競技にたずさわっていくものと思われます。