今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

卒論という試練

2012年12月20日 | お仕事
卒業論文の提出が終わった。
卒論指導の担当としては、各学生の卒論原稿をその論理性や表現レベルも指導する。
学生は卒論を完成する過程で、論理的構成力や表現力が鍛えられる。
すなわち、卒論をやる前と後では、学生の頭脳が質的に変化している。
学生の変貌を目の当たりにする者からすれば、その変貌以前の評価は正しくない。

なので、できたら、世間(企業)は卒論完成後の学生を評価してほしい。
就職活動が3年次から始まっている現在、変貌前の未熟な学生を企業は採否することになる。

私からすると、卒論という試練をきちんと乗り越え、頭脳を鍛えられた状態において評価してほしい。
言い換えれば、そこに持っていくまでが、大学側の責務なのだ。

人、とりわけ若い人は、変貌する。
彼らが本気を出した時のパワーは、年配者には理解できない。