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ボビー・ホリック サイン NHL

NHLのセンター・プレーヤー、ボビー・ホリックのサイン。彼の場合、何と言っても最盛期の10年間在籍したニュージャージー・デビルスでの活躍が印象深い。昨シーズンはアトランタ・スラッシャーズのキャプテンとしてプレーしていたが、今年7月に再びデビルスに戻ったとのニュースも耳にした。栄光のキャリアを古巣に戻って締めくくりたいということかもしれない。これまでの通算ゴールは300を越えた位なのでスーパースターという感じではないが、ブロデューア率いる史上最強のディフェンスチームの中にあって、彼の重厚で揺るぎないプレースタイルは憎らしいくらいだった。印象としてはまさに彼があげた1点を最後まで全員で守りきるというゲームで、その当時のデビルスに対して、「NHLを見ていてつまらないものにした」という理不尽な批判が出たのを記憶している。
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裁判員制度 丸田隆

裁判員の候補者に通知が郵送されてくるというニュースを見て、「選ばれたらどうしよう」と不安になり、とりあえずは解説書をと思い、本書を読んでみた。裁判員制度とはどういうものかを知る上で、本書は非常によい本だ。日本の裁判員制度の諸外国との比較、陪審員制度との違い、導入までの歴史的経緯、裁判員の役割など、わかりやすく丁寧に説明してくれている。裁判員は、調書を読むのではなく直接証人から話を聞いたり証拠を見せてもらい、その直接得た情報のみを判断の基準とするという点などは、全く新しい知識だった。ただし、この本を読んで当初の不安が全くなくなったかといえばそうでもない。やはり実際にはその場になってみないと判らないことも多そうだ。それからこの本は、最近出た本かと思ったらずいぶん前の2004年の裁判制度に関する法律が制定された直後に書かれたものだった。記述もその法律の内容までで終わっている。著者にはもちろん責任はないのだが、その後制度に変更などはなかったのか、今でもこの本の記述は正しいのかが気になってしょうがない。これは、これから裁判員制度にどのように対応していけばよいかを知りたい読者にとっては致命的な欠点だ。新書では考えにくいかもしれないが、今売るなら改訂版を出してほしいと思ってしまう。(「裁判員制度」丸田隆、平凡社新書)
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