書評、その他
Future Watch 書評、その他
マット・ウィリアムズ ユニフォーム MLB
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
強欲資本主義・ウォール街の自爆 神谷秀樹
あまり読書の時間がとれず短時間で読める新書ばかり読んでいるが、本書も新書のベストセラーの1冊である。サブプライム問題を表層的な事件や出来事ではなく、その背景にある金融関係者の「強欲」という心情を切り口にして説き起こす本書は、本当に身につまされる。語られるエピソードも的確で、1つ1つが印象的かつ心に響く。本書が多く読まれ、我々の心に何かを残し、日本が世界でもっとも早くまっとうな経済・金融の姿を思い出すことができれば、もっと誇れる国になれる、そういう気持ちを強く起こさせてくれる良書だと思う。内容も驚くほど直近の出来事までフォローされている。こうした今を扱った新書はこうあるべきという好例である。(「強欲資本主義・ウォール街の自爆」神谷秀樹、文春新書)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )