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植物図鑑 有川浩

これまでに読んだ著者の本は、いずれも「門外漢でも面白い」というか「関心のなかった世界も面白く見せてくれる」という感じの本だったが、本書は、正直言ってアウトドア派でも自然好きでもない者にとってはやや辛い内容だ。それ以外に、恋愛小説という面もあるが、そちらもどうも話に乗り切れず、結局最後まで物語に入っていけず読み終えてしまった。万人受けする小説が良い小説ではないというのは当然のことであり、本書についても良いとか悪いとかの問題ではないのだが、これまで読んだ本が全て面白かったので、ちょっと残念な気がした。(「植物図鑑」 有川浩、幻冬舎文庫)

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