goo

続・暴力団 溝口敦

大変面白かった前作の続編。こちらも、暴力団に関する「今」が非常に良く判って面白かった。何回か改正を繰り返している「暴力団対策法」が「暴力団を合法組織ということを前提としている」という根本的な問題、最近の「暴力団排除条例」が暴力団や警察ではなく一般市民に厳しい内容であること問題点、暴力団が警察を甘く見るようになってしまった状況、暴力団に代わって「半グレ集団」という組織が凶暴化しているという話。いずれも、本書で初めて知った内容ばかりで、大変参考になった。(「続・暴力団」 溝口敦、新潮新書)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )