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六つの星星 川上未映子

出先で読む本がなくなってしまい駅中の小さな本屋さんで入手した本書。対談集だが、対談の相手を見ると、著者の独特な文章と感性について、色々な見方を引き出してくれそうな感じがした。最初の対談で、いきなりかなりきわどい話になったので、びっくりしたが、2つ目の福岡伸一氏の章では、期待通りの大変面白い対談を読むことができた。年長者との対談ということで、多少遠慮が感じられる部分もあるし、思わず言わされてしまっているようなきわどい部分もあるようだが、著者が、想定外に自分をさらけ出してしまうことをあえて行っているように見受けられ、この人はやはり只者ではないことを強く感じた。(「六つの星星」 川上未映子、文春文庫)

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