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ママはテンパリスト 東村アキコ

NHKの新番組「漫勉」の記念すべき第一回を飾った漫画家の作品。NHKの番組では、そのタッチのスピード、ギャグ漫画執筆の鉄則などが興味深く語られていて、一度作者の作品を読んでみなければと思っていたら、下の娘が作者のファンだということで、本署を貸してくれた。内容は、「すみません、育児なめてました」と副題にある通り、漫画家として超人的な仕事量をこなしながら、出産・育児に奮闘する自分自身を主人公にして、育児の大変さとやりがいをギャグ漫画でつづったもの。私自身、上の娘が育児の真っ最中なので、それになぞらえて、何度も「なるほどなぁ」と感心しながら読んだ。月並みな感想だが、世の中の育児に苦労している母親たちに勇気を与えてくれる内容で、作者の人気の秘密、若い世代からの絶大な支持の理由もそこにあるのだろうなぁと感じた。(「ママはテンパリスト」 東村アキコ、集英社)

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