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声 インドリダソン
待ちに待った「湿地」「緑衣の女」に続くシリーズ第3弾。北欧ミステリーが世に知られ始めた作品群の続編という位置づけで、読む前のハードルはかなり高かったのだが、存分に楽しむことができた。事件としては、最初に起きた地味な事件だけで、次から次へと事件が起きるといった派手さは全くないが、少しだけ予想を裏切る展開の連続から、事件は当初思いもしなかった方向へと進んでいく。この少しずつ予想を裏切るの「少しだけ」というのがみそで、その小さなずれの積み重ねが絶妙な雰囲気を醸し出す。世のなかがクリスマスに浮かれている陰で地味に進行するドラマというコントラストも良い。登場人物のなかにスノビッシュなイギリス人が出てくるが、これはアイスランドの人々のイギリスへの感情を反映させているのだろうか。そうしたことを考えると、色々アイスランドという国をよく知っていれば、もっと楽しめる部分もある気がするが、逆にアイスランドという国を知らない読者が読むと、その特殊性が判る部分もあって、ことさら新鮮さを感じることができる。(「声」 インドリダソン、東京創元社)
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