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言ってはいけない 橘玲

話題になっている本なので読んでみた。著者の本は2冊目になる。世の中には様々なタブーがあり、特に人種差別、性差別は決して思っても口に出してもいけないこととされる。様々な分野の研究者が、様々な実験をして、その結論を説明する仮説がそのタブーに抵触する場合、科学者はどうするべきか。それを発表して強い批判を受けるという事件は後をたたない。人々のタブーには、色々な段階があるのだろうか?少なくとも、どういう意見や仮説があるのかは知っておきたい。何もしないとそうした意見に出くわす機会はなかなかないのが現実だ。そうした状況だからこそ、本書のような本の存在意義があるのだろう。本書の中では、心拍数と犯罪率の関係の話には、最も驚かさせれた。(「言ってはいけない」 橘玲、新潮新書)

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