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鷹野鍼灸院の事件簿2 乾緑郎

シリーズの第2作目。前作を読んだ時の感想(本ブログの記述)を読み返してみると、「続編を読みたいかどうかは微妙」という感じで書かれていたが、もう1冊読んでみることにした。本書は鍼灸師を主人公とするお仕事ミステリーだが、東洋医学と西洋医学の葛藤や、鍼灸業界にはびこる覇権争いといった重厚なテーマが扱われていて、読み応えのある内容だった。「前作」の時になぜ「続編を読みたいかどうか微妙」と思ったのかは判らないが、本作を読んだ限りでは、次の作品も期待できる気がする。(「鷹野鍼灸院の事件簿2」 乾緑郎、宝島社文庫)

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