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絵はがきにされた少年 藤原章生
新聞社の特派員である著者がアフリカ滞在中の出来事を取材しながら考えたことを綴ったエッセイ集。最初の一編は「ハゲタカと少女」の写真でピューリツァー賞を受賞したカメラマンの自殺の真相をカメラマンの友人にインタビューした衝撃的な内容だ。また、題名になっている「絵はがきにされた少年」は題名から想像されるイメージとは正反対の内容で、あとがきを読んでこれが著者のある意図によるものだとわかり、考えさせられた。その他、チェ・ゲバラがコンゴに渡って革命を指導した顛末とその失敗の背景、ルワンダのフツとツチの対立に起因した大虐殺に関する考察など、一編一編が考えさせられるものばかりだった。我々がアフリカに関する文章や写真を見て勝手に抱いてしまうイメージとは違うアフリカ、アフリカの人々が語らない真実がある。しかも対象について知識がないほど「助けなくては」というメッセージは響きやすいという著者の指摘には、自分のこれまでの考えを根本から揺さぶられる気がした。(「絵はがきにされた少年」 藤原章生、集英社文庫)
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