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竜の雨降る探偵社 三木笙子

初めて読む作家の作品。何かいわくのありそうな2人が日常にの謎を解くコージーミステリー4編が収録されている。時代設定は戦後の昭和だが、最終編で明らかになるその2人のいわくは重く、戦後の昭和ってそういう時代だったのかなぁと心に残る。各短編の謎は比較的分かりやすいが、それは著者が手がかりをキチンと記述しているからで、全く不満はない。楽しみな作家に出会えた気がして嬉しくなった。(「竜の雨降る探偵社」 三木笙子、PHP文芸文庫)

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