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82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ
主人公の女性の生い立ちから30年余の出来事を男女の不平等という観点から見つめる韓国の小説。数年前に大いに話題となり、その後の様々な社会運動の起点となったとのこと。先日読んだ韓国SFの感想でも述べたが、男女の不平等、受験戦争、出生率低下などの社会問題を、韓国の小説は真正面から問題として提起する。本書においても、一人の女性が直面した困難や違和感を数限りなく列記した上で、それを裏付ける統計資料なども織り交ぜながら明確に社会の問題として提起している。これは韓国の方がそれらの問題がより深刻だという側面もあるだろうが、その一方で文芸作品が社会に及ぼす影響への思いの違いもあるのだろう。解説を読んで初めて気付かされたのだが、本書では登場人物の女性に対しては固有名詞が明記されているのに対して、男性の登場人物には彼女の父親とか彼女の弟といった女性の登場人物との関係を示す呼び名しか与えられていない。まさに一個人であるはずの女性が結婚したり出産した途端に「誰それの妻」「誰それの母親」となって個人が埋没することを強いる韓国や日本の社会問題への明確な反撃の狼煙のような驚くべき作品だ。(「82年生まれ、キム・ジヨン」 チョ・ナムジュ、ちくま文庫)
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