ベネディクト・アンダーソンの著書に『想像の共同体』という本がある。この本を注釈に記載する時に『想像された共同体』と書く著者がいることがある。多分原題『Imagined Communities』を直訳したのだろう。
あまりにも直訳で、出版資本主義の発展が創り上げた「想像上の~」共同体というイメージが広がらないのだ。「想像された~」と書いてしまうとそれだけで終わってしまう気がするのだが。
この違いにこだわるのは重箱の隅を楊枝でほじくるような嫌らしさがあるかもしれない。所詮楊枝と歯間ブラシの太さ程度の問題なのだが、気になってしまうのだ。
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