玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

官僚たちの憂鬱

2017-12-26 15:02:03 | 時事

いま官僚たちは戸惑いと憂鬱のはざまに居るのではないだろうか。

尤もほんの一部の高級官僚たちは、まずは現政権に忠誠を誓い、誇りも正義もかなぐり捨てて官邸におもねり、その後に然るべき出世を果たして、退職後の栄誉と高報酬の天下りを夢見ているであろう。

しかし、それ以外の大多数の官僚たちにとっては、現在の官邸主導の国政は歯がゆいばかりであろう。

現政権下に仕える官僚たちの焦燥と憂鬱は、察して余りあるものがある。官邸や閣僚たちは自らが蒔いた種なのに、都合が悪くなると我先に逃げまくる。

責任をとらない政治家が首相や大臣であるが故に、官僚たちは「知らない、紙は捨てた、記憶にない」と昼行燈ぶりを演じさせられている。明治以降に、これほど国家官僚が馬鹿にされ、貶められたことはあっただろうか。

もはや優秀な若者は官僚を志向しないかもしれない。官僚が廃れば、国も廃れるのではないだろうか。

ブログ「アマカメ写真日記」より

 

 

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