玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

紙幣の変

2018-01-15 12:30:41 | あれこれ

紙幣の人物(肖像)をネットで調べたら、戦後の二宮尊徳があるが、その後は、板垣退助、岩倉具視、高橋是清、伊藤博文、そして、福沢諭吉になる。しかし福沢の前の四人には共通項があった。それは全員が暗殺か又は暗殺されそこなった人たちだった。しかし明治維新の元勲であった大久保利通はなかった。人気がなかったのだろうか。

商品の詳細 「紙幣」の画像検索結果

福沢諭吉以降は、平和的で、且つ広く捉えての文化人という路線にしたのか、新渡戸稲造、夏目漱石、樋口一葉、野口英世だ。ところが、二千円札になると、紫式部というものの、むしろ沖縄の守礼門が主であり、従来の肖像の流れやデザイン形式から異質な変化を感じるSeries D 2K Yen Bank of Japan note - back.jpg

実は、この紙幣の奇妙さは、この時に何かを変えようとしたのではないか。なぜなら、戦前の紙幣の肖像は神功皇后、菅原道真、武内宿禰、和気清麻呂、藤原鎌足、聖徳太子だったとか。肖像が紫式部なら、一種の古代への回帰でもある。しかしそれは戦前への回帰にもつながる。 

「紙幣」の画像検索結果「紙幣」の画像検索結果

今さらだが、これが発行された時、もっとセンセーショナルにならなかったのかな?当時はまだ悠長な世界だったのか、それとも小渕首相が急逝されたからなのかな。ともかく、次に発行される紙幣がどうなるのか楽しみである。安倍政権だから何かしら明確な色合いが出てきそうである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする