玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

死ぬ時も不自由

2018-01-31 11:12:44 | 日記

先日、西部邁氏が多摩川で死んだ。西部は若い頃、朝ナマ(「朝まで生テレビ」テレビ朝日)によく出ていた。よくしゃべる、理屈が長けた学者だった。しかし小綺麗な修辞学は極めていても、ひとの心に残る言葉は吐けなかった。大声をあげて、暴れていた、大島渚や野坂昭如はともかくも皆の記憶に残った。

彼ならばコンビニ行くように多摩川に入水したのだろう。でも、多摩川で死にたくない。理由はむかし東横線で通っていた時に、あの川が洗剤で泡が舞っていたのを知っていたからかも、いや違うな、普通に生きてきた自分にはそういう死に方は難しい。当たり前に病院のベッドで死ぬのだろう。

  

冬の湘南平より

コメント (1)
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