他人からもらった民主主義はいずれ綻びが出ると思っていた。今の愚劣な政府をつくったのは、とどのつまり、ほかならぬ我々国民なのだ。議院内閣制だから、選挙でダメな議員は落とさないと何もよくならない。
きょうび、国会中継を見ることがある。野党の質問者が作るパネル、あれって本当に必要なのかな?だって、テレビからは見えないもの。単なるお飾りだね。ちゃんと資料に基づいた質問しているという振りかな。でも、今の政権はご飯論法の答弁しかしないのだから、無駄だね。
もっとも、あんなみっともない答弁を堂々とやる総理は、戦後のこの国にはいなかった。
そう云えば、3年前のことだが、安保法制の委員会採決の時に強行採決反対とか、紙を印刷して頭上に掲げて、顔はテレビの方に向けていたお為ごかしの野党議員諸君、君らの顔は忘れない。この国が戦前に逆行したら、まず責任は君らにあるということをよく考えて欲しい。
(注)「ご飯論法」とは何か。→「朝ご飯を食べましたか」と質問された場合、パンを食べていても、あたかも「ご飯(白米)」について問われたかのように論点をずらし、「食べていない」と強弁する論法だ。労働問題に詳しい法政大の上西充子教授がツイッター上で紹介すると、「秀逸な表現」などと一気に拡散した。【東京新聞 5・29付朝刊より】