玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

奇妙で、異常な静寂

2019-07-24 10:46:19 | 時事

参議院選挙の評価や総括がない。昔は当然にメディアで周到に結果の分析を行ったと思うが、それすら封じられるほど、委縮したのだろうか。未だ嘗て無いほど奇妙で異常な静寂である。

改憲勢力、つまり参議院2/3を形成できなかったのだから、改憲を標榜した安倍自民党は敗北ではないのか。

メディアでは“勝利”というところが多い。ここにメディアの堕落が現れた。勝った!勝ったと「言ったもの勝ち!の世界」これが安倍政治の情報操作の特徴である。

早くも、メディアは自民党の実質的な敗北の事実を避けて、吉本問題に移行させている。これも深入りすると、今のどこにでもある劣悪な労働環境に関わってくるのではないか。

セクハラやパワハラの問題は、雇用者と被雇用者との正常な労使交渉が成立していない現在の労働環境の中で、唯一労働弱者が自己を主張できる大義性を持っている。吉本問題は、まさに自分ごととして若者の関心を捉えている。

得てして、マスコミ記者会見はうまく行かないことが多い。日大や加計は徹底して逃げることで延命している。

今回の吉本記者会見は、本来は社長の器ではない人材が、生意気にも権力を誇示し、パワハラという暴力を使ったことがバレてしまった。だから余計に周囲の怒りが増幅された。

これって、吉本の中に、小安倍や小菅・小麻生を見る。このことに官邸が気付くと、メディアの騒ぎの終息が早まるだろう。

 

波紋?

コメント
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