日々、まじめに生きているものが報われる。それが理想の世の中でもある。ましてや純粋に健気に生きている女の子にご褒美が貰える話は、いつの時代でも感動する。
実際の世の中では、虐げられた者の報われない努力や苦労が多いからだろう。どこかの国の首相夫妻に見せたい映画である。
最初はベトナムかタイか迷ったが、アオザイを着たシーンで、ベトナムだと確信した。見終わってネットで調べたら、ベトナム人監督によって、全てフランスのセット内で撮影されたそうである。
映像では、水と光で東南アジアの空気感を造っていたが、確かに風は感じられなかった。小間使いの少女が初恋の人と結ばれる東洋版シンデレラ物語である。
主人公の子役(リュ・マン・サン)がとにかく可愛くて、またあどけなさが堪らない。演技もうまく、1993年公開なので、もう大人の女優としては活躍しているかと色々調べてみたが、どうもこの映画一本だけのようである。
ベトナム女性は小柄な人が多いから、女優として大成しなかったと勝手な思い込みをして消息探しは諦めた。大人になってからの役を演じた女優(トラン・ヌー・イェン・ケー)はかなりの有名女優だそうな。
コロナ自粛の中の清涼な深呼吸という感じであった。
タイのパパイヤ