自民党は55年体制以降、彼らの言うところの「押し付けられた戦争放棄の憲法」を受け入れがたい憲法と認識しながらも、平和憲法として、人権保障憲法として一応受けとめた。
また彼らなりにこの憲法を欧米民主制を見本として、必死になって慎重に運用しようとしていた。
戦前の皇民教育しか受けていない彼らは、そもそも民主主義が解からないために、ともかく国民のご機嫌を伺っていた。結果、いつも国民に顔を向けていたのだ。“人の命は地球よりも重い”と言った首相もいた。
今や、中東に行ったジャーナリストが反政府勢力に捕まっても、知らんぷりして自己責任と云い、自力で帰って、また外国に行こうとしたら、パスポートすら出さない、坊若無人で幼児的な政府になりました。
どうも、この原因は自民党自体が変わったんだと思うのですが、…違いますか?
もう秋の日差し