散々「悪夢のような民主党政権」と揶揄してきた安倍政権だったが、徹底した責任のがれ、単なる多数決を絶対とし、「すりかえ・はぐらかし・きょひ」を繰り返し、最後に「これからも、ていねいにせつめいしていく」の〆の言葉で終わる政治だった。
自分の奥さんに公費の秘書官を何人も付けて「公人ではなく私人」と閣議決定した。その程度の安っぽい閣議決定で、憲法九条に「集団的自衛権を容認」の憲法解釈を付け加えた。
物の軽重の分からないヒトだったのか、ルイ14世のような独裁者だったのか、よく判明しない不思議な人だった。
「だった」と言ったが、東京オリンピックが無観客でも開催されれば、又、マリオの扮装で出て来るのかもしれない。
昭恵夫人が「アエラ」で喋ったように、「主人は安倍晋三という日本国の総理大臣をある意味演じているタレント」ような人かもしれない。確かに、あたっているような気もする。
お爺さんが「妖怪」なら、孫は「悪魔くん」だったのかも。
法政大学の山口二郎教授は、安倍を評して「自民党が60年代以降長期政権が樹立できたのは、岸を否定して、平和と繁栄を追求したからであった。安倍はそのような自民党に復讐を果たした」と言った。