以前に英語のモノを見た記憶があるが、今回は字幕付きのDVDだったので内容がよく理解できた。
リーマンショックを土台にしている。
映画であるが、解雇が簡単に行われ、段ボール一つで退社していく風景。だが米国でも、個人にとっては馘首は極めて重大事であることが解かる。
2008年のある日突然、ニューヨークにある投資銀行が社員を解雇。ところが、リストラされた社員が残したデータから、同社が甚大な損失を出すことが判明する。
映画の筋では、最後は市場が開くと同時に不良債権を売り抜いて、その道具として使われた社員をも大量解雇して終わる。それでも残れる者が居る。これが新自由主義かな。
2011年作品、ケビン・スペーシー主演、デビ・ムーアが端役で出ているが、色気はなくさびしいものだ。
これを見て、何故だか、ビッグ・モターの事件を思った。道具化された社員の姿が相似形であった。
これからの此の圀の「雇用」の行く先を暗示させる作品だった。
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