原題は「DEMOLISHION」…多分破壊という感じかな。2015年公開作品、ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ。
日本語の題名に吊られて観たが、原題ならば見なかったかもしれない。
この映画のあらすじは、妻が交通事故で死んでも涙が出ない夫がいる。やがてすべての周りのモノを壊しだす。ある日、車に残された妻のメモから『雨の日は会えない、晴れた日は君を思う』を見つける。
夫ではない別の相手のことを思って書いたか、単に私的なフレーズを書き留めたか解らない。そのメモを見た時に、失った肉体とは別に彼女の心を触ったのだろう。彼は妻の死を受け止め、刻み、新たな生活に進む予感がする。
ナオミ・ワッツは妻役ではなく、心の闇を抱えるシングルで難しい息子を持つ女性として、件の夫と絡んでいくストーリーとなっている。
ナオミ・ワッツは好きな女優だが、同郷のニコール・キッドマンと被る。セクシー全開のキッドマンに比べ、ナオミ・ワッツは切ない質素な役柄が多いようだ。いつも存在感が薄い。
ジェイク・ギレンホールは随分と毛深く、入念に毛剃りしてニュー・ヨーカーに変身するのも興味深い。西洋人は本当に毛深いのだと感心した。
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