数日前、近所の人に「ねぇ、ちょっとちょっと」と呼び止められる。
彼女は元コンチネンタル航空のフライトアテンダントで何度も日本とアメリカを往復したことがあるらしい。
テレビを見て、日本の被災者の人たちにいろいろな物を送ってあげたいが、どこへ送ったらいいのか教えて欲しいらしい。
テレビやインターネットを通して、想像を絶する被害を受けつつも不自由な中で辛抱強く過ごしている人たちの様子を見て、いてもたってもおれず、ボランティアとして自分もぜひ日本に一緒に連れていってくれないかと頼まれてしまったが、同じような気持ちの人は多いと思う。
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何人かの知り合いの関東の先生へ安否とお見舞いのメールを送った時、ある先生より次のようなサイトを紹介していただいた。
http://prayforjapan.jp/i/tweet.html
もうすでにご存知の方は多いかもしれないが、絶望の中で光を見出している人たちが多いことに改めて感動する。
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しかし、健気にがんばっていらっしゃる方々が多い中、長期化するストレスに対するメンタルケアの専門家がますます必要になってくるだろう。アメリカでは災害、戦争を体験した人たちなどを対象にしたトラウマ関係の研究が盛んに進められている。
数年前専門外ながらも担当させられた「家族ストレス」関係の授業で、カトリーナの津波で家を失った人たちのトラウマを扱ったドキュメンタリーを視聴し、PTSD (Post Traumatic Stress Disorder)の観点から、登場人物たちのストレスを分析し、どのような対処をしたら良いのかをテキストを参考に検討する、というペーパーを書かせたことがある。その中で各自が抱えるストレスをその個人をとりまく多様な要因(政府の対応、社会的階層、家族関係など)をも含めて検討していくことが大切だということを知る。
PBS documentary The Old Man and the Storm http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/video/flv/generic.html?s=frol02p63e&continuous=1
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今後の課題は大きいが、私の小さな力でも何かお役に立てることがあるのではと毎日いろいろと考えている。