キキ便り

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学校のいじめへの対処に唖然

2011-03-22 17:00:04 | アメリカ小学校事情

先週1週間続いた春休みが終わり、仲間はずれにされているゆえに重い気持ちで学校に出かける娘のことを案じ、夫と一緒にスクールカウンセラーへメールを出す。

娘が常日頃から学校にはくれぐれも自分の悩んでいる内容を伝えないで欲しいと口止めされていること、カウンセラーに足を向けたくない気持ちでいること、などを考慮し、ぜひ娘には私たちがメールしたことがばれないようなかたちで慎重に行動して欲しいとお願いする。私たちがそのような行動をしたことが娘に知られると、信頼関係が損なわれ、娘が私たちになんでも相談しなくなるかもしれない、というようなことも伝えた。

メールを出したその日、カウンセラーは研修で学校には行かなかったらしく、次の日メールで「メールをもらった」という確認の返事がくる。

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その夕方、娘はかんかんになり、家に帰ってくる。

その日は担任が休みで代理の先生が、クラスの皆の前で娘の名前を呼び、「カウンセラーのオフィスに行きなさい」と行ったらしい。カウンセラーより、友達を作ることがいかにバランスある人間にするかというお説教や、もっと努力して友達をつくりなさいというようなことを言われたそうだ。

友達をつくろうと努力しても、クラスの女子に無視され、辛い思いをして悩んでいるという根本的なことへの理解や共感は全くなかったらしい。

あまりもの状況を飲み込めていない対処に、呆れて言葉も出なかったが、もう学校には頼むべきでないことを知っただけでも、良かったのかもしれない。

これから毎朝、カウンセラーのオフィスに来なさいと命令されたそうだが、今夜は夫と娘と3人で、もうカウンセラーのところへ行かなくても友達できましたから、というメールを書こうという話をしている。

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おそらくカウンセラーの先生は、忙しかったのか、メールをしっかり読まなかったのかもしれない。なんとかなるだろうと期待したのが甘かったのかもしれないが、私たちの失望は隠しきれない。

コメント (4)
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