先週、全米の共通試験PSATの結果が通知されました。これは、アメリカの大学入学試験であるSAT (Scholastic Aptitude Test and Scholastic Assessment Test)の予備試験です。アメリカの高校3年生(日本でいえば2年生)で受験する試験なのですが、もっと早い年齢からも練習のために受験することも可能です。ちなみに娘は、1,2年生の時にも受験したので、3度目です。
これがなぜ重要かというと、将来的なSAT受験の準備やどれくらい得点獲得が可能かという目安になるだけでなく、得点が高い生徒は、National Merit Scholarship (全国優秀学生の奨学金)の資格を得ることができるのです。これは、住んでいる州によってもCut Off(合格ライン)のスコアが異なってくるのですが、このNational MeritのSemifinalist さらにFinalistとなると、奨学金の授与、また大学入試にも有利になるということです。
この試験、今年よりSATと共に改定され、科目も算数、リーディングとライティングという3科目から、算数とリーディング・ライティングという2科目に変更になり、最高得点などの得点の配分も変わったので、どの点数を取ればNational Merit Scholarになれるのかという予測もつきにくいようです。
10月にこの試験を受けた高校2年生のうちの娘、1月7日に結果をもらってきました。全然出来なかった、と本人も諦めていたのですが、パーセンタイルを見てちょっとびっくり、思ったよりも良かったのでこれはもしかしてと思ったのですが、後でもっと高得点の友達が多いことを知って本人はがっかりしたみたいです。
このパーセンタイルが曲者で、昨年まではPSATの受験者の中での自分のランキングが出たのですが、今年からはこの試験を受けなかった人たちももし試験を受けたらどういう得点になるのかということを含めて(National Representative Sample) パーセンタイルを出していることがいろいろ調べていくうちに分かりました。そういうことで、娘のパーセンタイルも5%ぐらい下がりそうです。
ただ総合得点だけではなく、National Meritの資格の計算として、リーディング・ライティングの点数x2+算数の点数÷10=xxxということらしく、リーディング・ライティングの点数が高かった娘にとっては有利になるということも分かりました。National MeritのSemifinalistにはとても到達できませんが、せめてCommended(称賛)の枠にうまく入ればよいのですが、さてどうでしょう。これは9月頃にわかるそうです。
今日、娘の高校の国際バカレリアプログラムコーディネーターの先生と話をしていたら、娘のPSATのスコアについて"She did OK"という残念な答えが返ってきました。娘が高校1年生の時に受験したPSATの成績がかなり良かったので、この先生にとっては期待外れだったのかもしれないです。
新PSATのについては、ワシントンポストなどから、いろいろな役立つ記事が掲載されています。
https://www.washingtonpost.com/news/answer-sheet/wp/2016/01/09/scores-for-new-psat-are-finally-out-what-to-know-about-them-and-what-they-mean-for-redesigned-sat/
http://www.examiner.com/article/interpreting-the-new-psat-nmsqt-score-reports
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