ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

壊れる男達・貧乏クジ世代

2006-03-20 18:11:55 | つれづれ日記

最近は読書する気力もないよーー

それより寝ていたいです・・・・

 

 

 壊れる男たち (金子雅臣著・岩波新書)

 

最近続発している性犯罪・・・例えば「監禁王子」だとか「幼女殺人」とか

どこにそういう「心の芽」があるのかなと思いますが、

それ以前に、最近は女性に対する痴漢行為やセクハラ事件が続発

しているようです

職場とか電車とか学校とか・・・とにかく頻発しているそうです。

ここまであらわになってきた理由は、女性の側に

泣き寝入りしない」という意識が芽生えた結果なのだそうです・・・

著者は労働相談を受ける窓口を通して、女性側、男性側、

両方の訴えを聞き、解決の糸口を探ってきたわけですが

男性側の「意識」はまだまだ過去と同じで、職場や学校でセクハ行為を

して責められても罪の意識を持つ事が困難であり、

一方的に女性側に落ち度があるように釈明する人が多いそうです

男性を取り巻く環境の厳しさに適応出来ない人が

「女性」という「弱者」に向かってうさばらしをしているような

むしろ「何でこんな問題が問題になるんだろう」と不思議がる人多数・・・

昔は暗黙の了解だった行為が「罪」と言われて愕然とする

ケースが多いそうです

男達はそもそもが壊れ始めている」と著者は訴えるのですが

男性必読の書です

 

 

 貧乏クジ世代  (香山リカ著・PHP新書)

1960年代生まれの私達は団塊の世代とそのジュニアにはさまれた

「くびれ世代」と評したのは荷宮和子氏です

で、その団塊ジュニア・・・といっても年齢的にはさらにちょっと下の

1970年代生まれの人たちを「貧乏クジ世代」というんだそうです

なぜって・・・・

生まれた時が一番いい時、バブルの絶頂期には学生でその恩恵を

受けられず、社会に出る頃には不況のあおりで就職困難。

それなのに親世代からは頑張りが足りないといわれる」から。

彼らは生まれた時からそこそこ裕福で苦労知らず

今以上の未来はない・・・と考えるらしくて。

上の世代みたいに高度経済成長やバブルの恩恵を

受けたわけでもなく、損をした」

と思いつつ

きっともう二度といい事はない人生かもしれない」と

不安になって「うつ」に陥るんだそうです

 

上昇志向もないし、闘争心も競争心もないの

これって完全に「下流」志向?

いやー・・・ちょっと問題だってばーーそういうの。

視野も狭くなって保守的になりつつ、長いものに巻かれろじゃ

この世の中困るのよっ・・と考えるのはl60年代なんだーー

 

彼らはエハラーや美輪さんが大好き

自分の前世や因縁に今の「不幸」の原因を求め、傷つきやすいくせに

細木さんに叱られたいと望む・・

はっきり指摘してきちんと導いて欲しい」欲求もあるわけですね

やたら人間関係に敏感な世代でもあるという事でしょうか

 

でも若い人たちが元気がないのはいい社会じゃないですよねーー

何とか強さを身につけて欲しい・・・と思った一冊でした

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気の毒だけど・・・

2006-03-20 16:40:43 | つれづれ日記

担任教諭から注意された直後に自殺した北九州市の小学5年男児については、

本当に可哀想だったし、子供を持つ親として悲しみに耐えないことでした。

 

でも・・・その後の展開を見て、思わず「女王の教室」を連想してしまったのは

私だけかしら?

何でもその少年は日頃から担任教師と折り合いが悪く、親が学校側に

訴えていた様子

自殺する直前も、教師の言うことを聞かずに言い合いになって、

担任は子供の胸倉を掴んでしまったという事ですね

で、その子は学校を飛び出して行って自殺した・・・・・と

 

彼の叔母さんは

おいが学校を飛び出した直後に母親へ連絡してくれていれば、

何か対処できたかもしれない。責任を追及したい」と

言っているようですがそれは違うんじゃないか・・・と

 

その子は

「振り回した紙の棒が同級生の女児に当たったことで女性担任(51)から

注意された。その直後、教室を飛び出した

そうですが・・・これは多分に「叱られた」事に腹を立てての行為で

さらに自殺は「あてつけ」だったのではないかと思います

もしかしたら彼は死ぬつもりなんかなくて、

ただ脅かすつもりだったかもしれないし、死んでもリセットして生き返ると

思っていたかもしれません

どう考えても・・・覚悟の自殺には感じられないし、

「教師のとの折り合いが悪く悩みの末の自殺」というほど「うつ」だったら

まず不登校になっていたんじゃないか・・と。

 

確かに感情的になった教師にも責任がないとはいえませんが

指導中に教室を飛び出していったのを追いかけなかったから・・

というのは責めの対象を間違えていると思います。

教師のとっての生徒はその子だけじゃありませんから。

 

むしろ、単純に自殺してしまうような子供メンタリティの根本が

どこにあるのか探る方が先です。

「自殺」する事で、確かにこの教師の心に一生の傷をつけたし

下手をすると「処分」という形で教職を追われるかもしれません・・・

まあ、それはそれで彼ないしその親達にとっては

「当然のこと」かもしれませんが

結局、真矢先生が最初に落ちた穴に、この教師も落ちてしまったのかなと。

 

教師と生徒は対等ではありません。

「教える人」「教えられる人」としての礼儀が一番大切。

「教える人」が著しく「教える事」うぃ逸脱したというなら責められもしますが

今回はそういうのとはちょっと違うような気がしてなりません。

 

もっと本質的なものが解明されてからまた・・・・

コメント (3)
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