昨日の夜、何年かぶりで映画館に行きました。
「MW」の初日でレイトショー・・・何と、ジュニアと一緒
ジュニア君、ダディにお金を貰ってビールをおごってくれたのはいいのですが
ポップコーンは自分だけ食べようとしたので
「ちょっと そういう時は女の子に先に薦めるべき」と言ったら
「ママは女の子じゃないもん」って言いました
心はいつも「女の子」エスコートの仕方を教えてあげてるのに、なんちゅう
息子やねんっ
それでもけなげな母は映像関係に進みたい息子の為にパンフレットを
買い、「監督さんやプロデューサーの経歴をよくみてごらん」などと
いらぬお節介をしたんですが
MW-ムウ
昨日は初日のレイトショーだったので結構人が多かったです。家族づれ
までいて・・・(おいおい小学生に見せても大丈夫かい?)
ストーリーはネタバレになるので書きませんが、とにかく最初から最後まで
「玉木宏による玉木宏の為の玉木宏ありきの映画」
でございました
もうファンはたまらないよねーー
なんたってあの生活感のない細い体にこけた頬が、いかにも
「余命少ない犯罪者」そのもので
人を殺す時の目とか、容赦しない暴力とか、決して油断しない行動とか
(その割に賀来君の前では無防備でハラハラしますが)
本当にこんなひどい残酷な犯罪者はいない筈なのに・・・・なぜか同情
しちゃうから不思議 いやーー美しい犯罪者はそれだけで罪
そして超お得なんですわ 例え目が真っ赤になっても美しいものは
美しく、悲しげで儚い顔に殺される側はうっとりしちゃう
(話が違うでしょ)
その理由は原作との設定の違いではないかと
原作では
結城(玉木)と賀来(山田)は同性愛関係
二人は大人になって出会い、MWの島に入りこんで偶然事故に遭遇
結城はガスを吸ってしまい、その影響で犯罪者に。
結城はMWをどうしても手にいれたいと望む
ですが、映画では
結城と賀来は同じ島の出身で親兄弟をガスで殺され、二人だけ
生き残った。
結城はガスを吸ったせいで寿命が短い。それは賀来を助けたせい。
ゆえに賀来は常に結城に対して罪悪感を持ち続けている。
結末が不明
という事で、すなわち「殺された島の生き残り」という部分が同情を買う
のですね だからって散々人を殺していいって話はないけど、
「俺が死ぬのと同時に世界が滅亡してもいい」という考え方はあまりに
恐ろしく、でも納得しちゃうから怖いっ
タイの景色が美しいわ
しょっぱな、バンコクシーンから始まるのですが、私、20年前に新婚旅行
で行ってまして。タイが大好きなんです。
でもあの頃はまだ電車なんか走ってなかったのに・・・・すごい電車っ
しかも結城がひと駅ずっと乗ってたーーー(確かちょっと前まで予算がなく
電車を走らせる事が出来ないって聞いてたから・・・)
綺麗で都会的な町並みっ 感無量だあ デパートもすごいっ
しかも超脇役ながらタイ警察の刑事さんやくの方がめちゃかっこいい
もっと出してーーー状態でした。
そりゃあ20年も経てばねーー都会になるよねーーちょっとさびしいけど。
山田孝之君の方が悪人面だったりして
賀来の役は山田君じゃない方がよかったのでは?
なんせ彼、「BOSS」で結城も真っ青の犯罪者を演じており、それがまた
めちゃくちゃハマってましたもん
どっちかっていうと玉木君の方が善人面してるじゃない?正反対なのねえ。
その山田君が神父様で延々と悩み続ける役柄・・・インパクトが少なく
ちょっと可哀想でした
続編希望!!
っていうか、結末があれじゃ納得できません!!
と言ったらジュニアが「納得できない所がいいんじゃないの」と言ってました。
いやーーでもさ、もうちょっと・・・
それにあの状態で結城がどうやって生き残ったのかも知りたいっ
勧善懲悪にしろとは言わないが、せめてもうちょっと視聴者が
納得できる結末にしてほしかったです。
でも結城君は死なないんだし、やっぱりここは続編を・・・・・・
あの美しき犯罪者をもう一度。
これは「真夏のオリオン」もみたくなるなあ・・・・
それにしても玉木君って本当に背が高いのね
共演者を全員見下ろしてる感じ。しかも太めの山田君に比べると
「大丈夫かあ?ちゃんと食べてるか?」という程細い
(ジェンヌさん並に・・・・)吉高由里子ちゃんに何か作ってもらいなよ・・・と
言いたくなりました
そうそう、御勧めシーンは・・・なんといっても目をつぶって横になってる
時の顔です 千秋様の時も思ったけど、こんなに寝顔が美しい
俳優さんはまたといません
眠れる森の王子様ですわ 必見です