震災後、3週間目にして色々出て来たこと。
自粛しすぎるのはどうかという意見
さすがにテレビでは言わないけど、雑誌やネット上では盛んに言われ始めた事ですね。
観光地はキャンセルが相次ぎ閑古鳥が鳴き、夜の銀座からネオンが消え、
花見は中止、夏の花火大会も中止
「被災した人達の事を思うと楽しむ気持ちになれない」
これは本当の事だと思います。何と言っても死者・行方不明者の規模が前代未聞の
多さ・・・テレビで映し出される空襲後のような風景を見たら、とても楽しむ気持ちには
なれません。
けれど、その一方で「お金を使える人が使わずして真の復興が出来るか」
という意見が出てきます
お金を回してこそ経済は成り立つ。少しでも多くお金を使える人は使って国に貢献
してくれーーと・・・そういう事のようです。
まあ・・確かにそうかもしれませんね。
仙台では何とか今年のたなばた祭りをやろうとしているようですし、華やかな事も
必要だと思います。
でも・・・私、街のネオンは今程度でいいと思います。今までが明るすぎたんです。
CO2排出を抑える為にコンビニの24時間営業をやめようとかいう議論がありましたよね。
今、そんな無理をしなくても自然に節電出来ているんですもの。
国が引き起こした風評被害と差別
昨日、嫌な話を聞きました。
「今、福島から来たというだけで近寄らないでっていう人がいるんだって。
小さい子供を持つお母さんに多いらしいけど、放射能が移ると思ってるみたい」
本当に?もしそんな話があるとしたらまさに差別じゃないのっ
昔、長崎の被爆者が差別を恐れて被爆手帳を持たないで長崎出身というのも
かくしていた・・・という話を聞きました。
その当時は、何でそういう事が起こったのかわかりませんでした。
でも、長崎は山があったから被爆した地とそうでない地がはっきりしちゃって・・・
ゆえの差別だったらしいと
もし、今「相馬から避難してきました」って言って「近寄るな」なんて言われたら
怒りで憤死しそう。
こんな風評被害を起こしたのは国です
茨城の野菜差別も同じ。高みの見物している人が過剰反応するからおかしな事に
なるんじゃない・・・・・
避難所をたらいまわしにされる人達
家屋を失った人達にとりあえず一律100万円の支給が決まったそうですが、
「家屋損壊認定」っていうのも議論を呼びそう。中途半端に被災した人達の
苦労が見えるようです。
ここにきて、避難所をたらいまわしにされる人達が出てきているようです。
石巻市役所に避難していた100人に対して、「業務の差し支えになるので」
「指定避難所ではない」という理由で退去を要請されたそうです
役所では指定避難所を紹介しているそうですが、どこも一杯で断られるとか。
早く仮設住宅が建って住む場所が決まればいいけど、それまでの間、あっちこっちに
移動させられたらたまったもんじゃありません