どんな女性でも「結婚」は特別なものです。
まして眞子様は天皇の姪であること、上皇の初孫でいらっしゃり、皇室の中で内親王としてエリートな教育を受けられ、ご本人の貢献度も非常に高かった。どんな外国に出しても恥ずかしくない内親王でいらっしゃったという事です。
日本の誇るべき内親王であれば、誰よりも華やかに幸せにあふれた結婚をしてほしいというのは誰もが思うこと。
ロイヤルウエディングというのは、ある意味国民を楽しませる行事でもあるので。
最近は地味婚が流行っているし、葬儀も小さなものが主流です。
でも冠婚葬祭は人生のけじめとして、身内のけじめとして大切な儀式ですから、それを最初からやらないというのは、いかにそう言ったものがカジュアル化しているかわかります。
服装の規定などが決まっているのも、その「儀」というものにより重みとけじめをつける為、心をしっかり持つ為のものです。
眞子様が宮中三殿を参拝された時間、またも雨がしとしと降っておりました。
またお痩せになられたかしら・・・それが却って美しさを引き立てているのですが。
通常、内親王が結婚する時に「殿上」で十二単姿で拝礼される。
けれども、今回はそれが許されずに庭上から拝礼のみ。
山下晋司によると、「皇室の中の公と私のつけかた」だと言います。
つまり
納采の儀・告期の儀・入第の儀は宮家の私事
宮中三殿に謁するの儀と朝見の儀は「臣籍降下」に対する儀式で、お供え物や装束、天皇が行う部分で「公」のこと。
納采などの宮家の儀式を抜いたのは秋篠宮殿下。
しかし、宮中三殿と朝見の儀を抜いたのは天皇。
山下晋司曰く「宮内庁としてはここがおとし所だった。皇族の結婚という形をとるのではなく、一人の女性の結婚という形でおさめた」
というのですが、それはおかしいのではありませんか?
納采の儀や告期の儀が省かれたことと宮中行事を省かれたことでは意味が違う。
秋篠宮殿下が宮家の当主として小室圭と眞子様との結婚は国民の多くの祝福を得られないと考え、どうしても結婚するのならそれらの事は一切やらないと決めた・・・それはわかります。
そもそも金銭トラブルを抱える小室家にとって、納采の儀の使者や納采の品を用意することは不可能である。それを思えば省いてあげたことでかえって小室家の為になってしまった部分もある。
でも、それでも通常は「臣籍降下」に対する儀式としての宮中三殿に謁するの儀と朝見の儀は行うべきだったのではありませんか?
臣籍降下するのに小室圭は関係ありませんので。
それをマスコミに「秋篠宮殿下の意を汲んで天皇陛下がお決めになった」というのはあまりにもえげつない・・そこまで上げてどうすると思います。
はっきりいって、これは罰という嫌がらせではないですか?
何でも自分の思い通りにしてきた上皇夫妻や天皇皇后からすれば、例え姪や孫の親がダメと言っても、せめて臣籍降下の儀式はきちんとしてやりたいと思うのが筋。
大昔、李 垠殿下と方子妃が朝鮮にご長男をつれて帰国した事がありました。
当時の皇帝は純宗。李 垠殿下の兄でした。
朝鮮では方子妃とその子に対する反発が大きくて危険極まりない状況。
その通り、御長男は急死されたのです。
朝鮮国内で公務でいない間に毒殺されたのではないかと言われています。
朝鮮では子が親より先に死ぬ事は許されません。
究極の親不孝になります。なので、葬儀をする事も許されず遺体は棺にいれられ裏口から墓場に運ばれるのです。
しかし、純宗はそのしきたりを破り大きな葬儀をしてくれました。彼にしたら大切な弟の子、甥の葬儀です。それが思いやりなのです。
エリザベス女王も公にはハリーを切っても、単独で帰国する時は受け入れているし、もしメーガンと別れたらあっさりと王族に復帰させるかもしれません。
眞子様は天皇にとっても初めての「姪」だったし、可愛がった筈なのです。
どんなに弟宮が「けじめ」だなんだと言っても、結婚の儀と臣籍降下は別の儀式というなら、後者をやってあげてもよかったじゃないですか?
それすら許されないようなことを眞子様はしたのか?
違うと思う。
あの小室圭ですら元職場から花束を貰って帰宅したのです。
一国の内親王が育った場所からお祝いをされないのはしょうがないとして、臣籍降下するからちゃんとその儀式くらいは天皇が行うべきだったろうと思うのです。
天皇は皇后がこういう行事には出たがらない事、人前で話す事が嫌いなこと、夫婦揃って秋篠宮家に敵意を持っている事で、これまで真面目に皇室の公務及び祭祀を行ってきた宮家、そして内親王に究極の仕返しをしたのです。
なぜなら、12月に成人となる愛子内親王が眞子様程優秀に「成年の儀」を出来るとは思えないからです。
眞子様が儀式一切なく、身一つで追い出されるような事になれば、愛子内親王の不十分な部分が目立たないし、これから一生宮家を叩けるというわけです。
これは陰謀ではない、個人的な感情によるものです。
そういう罠にあっさりとハマった眞子様も悪いけど、守ってくれなかった宮内庁が最も悪いでしょう。
今頃になって「ばあば」を出す上皇后もどうかと思います。
自ら天皇に直談判してもいいと思う。
でも、それをしなかった・・・眞子様は今、孤立無援のまま破滅の結婚へと向かっています。彼女の中ではある時期から(国民が見えない時に)突き進むしかないと覚悟をしたのではありませんか。
どんな女性にとっても「結婚」は一生に一度(の筈)のイベントです。
綺麗なドレスを着て、花束持って・・・白無垢着て・・・と、夢があった筈です。小室圭を配偶者に選んだ事で納采や結婚式がダメになったのは自己責任かもしれない。
けれど、一人の皇族が、それも天皇に近い皇族が臣籍降下するのにちゃんとした儀式をさせてあげないのは、天皇の「意地悪」だと私は思います。
考えてみて欲しい。
雅子皇后は香淳皇后の葬儀を「夏バテのようなもの」で欠席しました。
即位しても「馬アレルギー」を持ち出して馬車を拒否した事もあります。
伊勢神宮にも行ってないし、愛子内親王も武蔵野陵や伊勢も1回程度しか参拝していません。
雅子皇后は宮中祭祀はことごとくサボりまくり、先日の神嘗祭も皇室を出る眞子様がきちんと出席しているのにサボりました。
こういう事をしていると、皇室の「公」と「私」を最初に崩しているのは誰なのか?
嫌な事はやらない主義の雅子皇后を甘やかしているのは誰なのか。
それが将来の皇室にとってよいのか?
今回、全て眞子様のせいにされてしまっているけど、それは絶対に違います。
今に佳子様も追い出されるかもしれないし、悠仁親王も危ない。
本当に皇室を潰すのは今上なのです。
姪にした仕打ちはいつかかえってくると私は信じています。