ご日程
両陛下
11月19日・・・天皇陛下 → 通常業務
11月23日・・・天皇陛下 → 新嘗祭(夕の儀 暁の儀)
11月24日・・・天皇陛下 → 新嘗祭(暁の儀)
通常業務
両陛下 → 令和3年度宮内庁永年勤続表彰者に会う
皇宮警察本部長表彰の永年勤続功労者に会う
11月25日・・・天皇陛下 → 信任状奉呈式
賢所勤労奉仕団に会釈
皇嗣家
11月21日・・・両殿下 → 「第40回記念大分国際車いすマラソン」レース視聴
閉会式・オンライン交流
11月22日・・・殿下 → パラグアイ外務大臣と会う
佳子内親王 → 「第4回みどりの『わ』交流のつどいー都市の緑三賞表彰式ー」(オンライン出席)
11月23日・・・殿下 → 新嘗祭(夕の儀 暁の儀)
11月24日・・・殿下 → 新嘗祭(暁の儀)
11月25日・・・両殿下 → 皇宮護衛官永年勤続者に会釈
ティアラは必需品
と言ったのは宮内庁長官です。
さすがに「愛子さまはコロナ禍に配慮して黒田清子さんからティアラを借りる。なんて慈愛の内親王なんだろう。それに比べて秋篠宮家の2内親王は贅沢しやがって」という誹謗中傷に、宮内庁は「ティアラは国家財産であり、必需品だから作るのであって、贅沢ではない。愛子内親王のティアラもそのうち作る可能性がある」と言いました。
最初は全然作る気がなかったけど、フランスのマスコミが「愛子内親王はティアラの予算を組んでもらえなかった」と書いたので、慌てて「作ります。今じゃないけど」と言い直しています。
しつこい程いいますが
ティアラ文化は明治以降、外国の王室の様式に合わせて製作されるようになったもの。ティアラ、ネックレス、イヤリング、指輪、ブローチ、それに大礼服やローブ・デコルテなど、当時の日本人皇族&華族はいきなりの大出費になったのでした。
「青天を衝け」では愛希れいかが非常に美しいバッスルスタイルのドレスを着こなし、優雅に踊っていましたが、皇室では最初、何をどうしていいのかわからず、小袿にハイヒールを履いたりしていたのです。
以後、皇族や華族らが次々ティアラ等装飾品を作り代々受け継がれるようになりました。新規のものを作るだけでなく、古いものに宝石を加えたりした「調整」品も多く作られました。
今回の愛子内親王のティアラは、黒田清子さんのティアラを「調整」するわけです。頭の形に整え、ふさわしいダイヤやパールなどを加えたりするかもしれません。電化製品でも修理するより新しく買った方が安いのと同様、調整品はとてもお金がかかります。皆さんも指輪のサイズを緩めたり縮めたりした事はありませんか?
石はそのままにして、台を変えてちょっと宝石を増やしただけでもかなりお金がかかります。なので、私なども母の指輪を調整する事が出来ず、娘に上げようと思っているダイヤの指輪もそのままに・・・ゆとりがないと「調整」は難しいのです。
けれど、秋篠宮家への誹謗中傷はやまず、ティアラ一つにしてもこのありさまです。という事はつまり、日本の皇族が洋装するチャンスがあまりないこと、皇后が出てこないから報道されないこと。上皇后がティアラなしで外国人要人を迎えたりしたことなどが国民に勘違いさせている要因かもしれません。
特に新年祝賀の儀で「コロナ禍だから」と言ってティアラを外したのは大きな間違いでした。
皇后にしれみれば「これで国民の人気を集められる」と思ったのかもしれませんが、儀式と節約を間違って覚えている、っていうか、そもそもこの方の価値観が世界基準に合わないんですよね。
11月24日 スペイン国王夫妻がスウェーデン訪問
左からスウェーデンのカール・フィリップ王子妃のソフィア
カール・フィリップ王子
スペインのレティシア王妃
スペインのフェリペ6世
スウェーデン国王夫妻
ヴィクトリア王太子夫妻
です。晩さん会前ですね。皆さんティアラと勲章を着けています。
(今思ってもこれを省略した上皇后の価値観がわからん。だってここに一人だけ「首が痛いからティアラも勲章も辞退しますわ」と言って出て来たら庶民と同じ格になりますからね)
フルール・ド・リ・ティアラを着けているレティシア王妃。
このティアラはブルボン家のゆりの紋章がついています。
1906年まで遡る由緒あるティアラです。
一方、シルビア王妃がつけているのは「カメオティアラ」と呼ばれるもので、ヴィ黒チア王太子の結婚式で、王太子がつけていたものと同じ。
そのビクトリア皇太子が晩さん会で使用したのが
1920年まで遡る由緒あるティアラ。アクアマリン・ココシュニックティアラ
これは妹のマデリーン王女もかつて使用したことがあります。
そしてソフィア妃がつけているのが
このティアラは国王夫妻がソフィア妃の為にプレゼント。
当時はエメラルドがついていましたが、後にフィリップ王子がそれをパールに変えてプレゼントしたもの。
このようにヨーロッパの王室では古いものと新しいものが混在し、王族同士が共に共有している形になっています。
しかし、日本では宮内庁に返還された亡き妃や降嫁した内親王のティアラを誰が使っていいのか、使ってはいけないのか・・・それがさだかではありません。
晩さん会などで、様々な色のドレスを着る時、似合うティアラ、似合わないものとあるので、もっと有効利用しないといけないのではないでしょうか。