まるで梅雨になったような感じでじめじめして嫌ですね。
朝、職場の湿度が70%超えたので「エアコン入れたい」と言ったら「寒い」と言われてがっくり。汗みどろだし、お客も暑そうなのになあ。
知床遊覧船の社長がようやく記者会見して、土下座して説明をしています。
しかし、この記者会見や遺族への説明会が行われる前にマスコミが色々取材して発信した事で、知床遊覧船は
「しけだったのに無理やり出航した」
「前の従業員を全員解雇したひどい社長」
「無線機が壊れていた。何もしなかった」
特に「解雇された」という元船長の発言力はあまりにも大きく、
「社長が変わった時に全員解雇されて、素人の船長ばかり」
「海の事は何もしらない社長」
とかなり最悪というか、こういう風に悪役をつくらないと怒りをどこにも持って行きようがないのだろうと思いました。
社長が何日も姿を見せない事で誰もが「逃げてる」と思ったし。
記者会見で土下座した社長は、あれ?一人なの?って感じです。
回りに一緒に謝ってくれる社員も幹部もいなくてたった一人で説明して土下座して・・・何だか孤独?
「お騒がせして」と言った言葉がネットで大顰蹙を買っているようですが、説明を聞いていると、事件を事実として受け止めることが出来ず、どこか他人事のような印象があります。
社長とはいっても直接船の運航に関わっていたわけじゃないのに、何で攻められるんだろうみたいな?
同業他社が知床遊覧船の会社に行って「帰りが遅い」と言った。社員は「船長と連絡がとれない」といい、その人はアマチュア無線でKAZU1と連絡。「相当遅れる」の10分後に「救命胴衣を着せろ」となって「船が沈む」
同業他社の人はすぐに118番通報。その後にKAZU1からも118番通報。船長の携帯が繋がりづらく、乗客の携帯を借りる。
私個人的には、社長が自分の所を全員雇い止めしたために、同業他社の人達とも人間関係が悪くなっていたのではないかと思います。
なんたって・・・知床ですし「勝手にしろや」的なムードがなかったか。
その中の良心的な人がわざわざ会社を訪れて「KAZU1の帰りが遅いよ」と言った事から始まったんですね。
ああ・・・田舎出身の自分だからわかるこの複雑な人間関係。
もしかしたら同業他社たちのおかげで止められたかもしれないのにと。
そうはいっても、当日、KAZU1が正常に航行している映像を見て、出航する時には「大丈夫」と判断するのも素人ならありかなと思いました。
「天候が悪化したらすぐ戻る」という条件付きOKだったと言いますが、結果的に船長の判断が遅かったのだと思います。
社長は知床でいくつもの旅館を経営している富豪らしく、船の方にも手を伸ばしたのでしょうが、旅館と船では全然勝手が違うし自分が素人である自覚もなかった。
事故の時は病院にいたようですし。何が何だかわからない風にも見えました。
とはいえ、船は見つからない。人もまだまだみつからない。
これでは遺族の悲しみや怒りのやり場がないのは事実で。
なぜ船がみつからないのか。人達はどこへ流されていったのか。
海流の動きを研究したりする事も立派な研究でしょう?
どこかの陛下がアジア・太平洋水フォーラムに出席している時に起こったありえない事故。結びつけるべきではないけど、偶然が重なりすぎてね。
「水」って言わないでほしいです。
知床の海はしけがひどくてなかなか捜索出来ない状態。
何をどうしたら静かに穏やかに戻るのか。ただ祈るばかりです。
天気予報の通り、突如海が荒れ始めた。
こういう時はボートがないとダメなんじゃないかと。