アナログ終了・・・・でも我が家のアナログテレビは映ります・・・何で?
どうやらマンション自体が地デジ化したらしくチューナーなしでも見れるんですって
ヴィクター・ヴィクトリア
ヴィクター・・・貴城けい
ノーマ・・・彩吹真央
キング・・・葛山信吾
トディ・・・下村尊則
他にOGでは美郷真也・牧勢海・水月舞の3人がご出演。
さらに正体不明の花売りやらポーランド人で伊東弘美さんご出演。
作品について
私が最初にこの作品を見たのは・・・1998くらい?高嶺ふぶき主演で
青山劇場でした。ちなみにその時のトディは羽場裕一、ノーマは花山佳子。
青山劇場だったと思います。
で、その時に感じたのは「つまんない」の一言でした
ジュリー・アンドリュースの映画版も舞台版もテレビで見たのですが、正直
よくわからん・・・というのが本音で。
でも、高嶺さんの退団後、男役姿を見る事が出来るならーーって思って見に行ったの。
そしたら、何となくだらだらした舞台で、退屈で飽きちゃって
全然ストーリーも覚えてない。
高嶺さんのいい部分が何一つ引き出せてなかった。ファンの期待を裏切るかのように
彼女がことさらに「女が男を演じています」風にやっちゃったので、余計につまらなかった
のかも
そんなわけで、今回も全く期待せずに見たのですが・・・・
あれーー 何だかすっごくテンポがいい。しかも面白い。笑えるっ
最後のハッピーエンドに心から拍手できる
初演の時とのこの印象の違いはなに?
と、思い1998年当時のパンフを出してみました。
その時の演出は謝珠栄。
で、今回は浜畑賢吉。
演出家が違うだけでこんなに舞台のテンポがよくなるのか?
しかも、間合いが絶品 多分初演の余計な部分をかなりカットして出来上がった
のが今回の舞台なのかも。
今回の舞台は「ゲイ」「愛に性差はない」というテーマに絞り込んで作ってあるので
非常にわかりやすいし、主人公の悩みも理解できる
一番はヴィクターとヴィクトリアの入れ替わりの面白さだと思いますが。そこが自然
なので、見てて飽きなかったのかなあ。
こんな舞台なら何度でもみたいわ
出演者について
貴城けい・・・宝塚の元トップOGは多いけど、こんなに金髪がよく似合ってしかも
美しい人はそうそういないんじゃないかな。優等生らしくなんでも出来るし
女性としてのがむしゃらで可愛い部分と、男役になった時の身のこなしの
完璧さが日本人には嬉しいかも
彩吹真央とのダンスは正直、男役同士のダンスに見えたけど、でもファン
としては本当に嬉しい2ショットでしたよね。
こんなに綺麗な女優さんはそうそういないもの。もっと大きな舞台に立たせて
あげたいよねーー
下村尊則・・・トディ。四季をやめたらこんな役柄ばかり?みたいなイメージですが
とにかくこのトディが本当に面白くて盛り上げ上手で、最高のゲイで。
上手だよなーー素敵だなーーと見とれておりました。
貴城との息もぴったりで ツーといえばカーってのがいいよね。
葛山信吾・・・キング。妻子誰だかわからなかったんですけど。この人が歌えた事に
びっくり。なんせ私の中ではヒルドラ「真珠夫人」の相手役とかーー
「マルモ」のしんだパパだもん 気が弱そうで真面目な感じの人が
自分がゲイじゃないかと悩むのが見てて面白い
本来、この役ってもっと性差別主義なんだろうけどそこらへんがぼかされて
いたので見てて不愉快になる事はありませんでした。
彩吹真央・・・いやーーまたシカゴのダンサーなの?って思ってしまったけど。
今回は超おバカキャラ。「天子の季節」を彷彿とさせるバカっぷり。
何であんなに可愛い声が出せるわけ?ぽんぽん息継ぎせずに
台詞が飛び出して、時々「うるさい!」ってキレるのが楽しくて。
でも何より嬉しかったのは、あの日本一美しい足を存分に堪能できたこと。
本当に長くて綺麗でスタイル抜群。容姿は貴城には及びませんが
それ以外は互角ではないかと (でもその容姿が大事だったりするしね)
そろそろ超真面目で優しいゆみこちゃんを見たいかも。