私が三十年近く習いに通っていた書道教室主催の『峰水会展』に4年ぶりに出品しました。
去年、友人が出品したのを観に行った折、先生にお会いしました。
お歳は90歳。背筋はピンと伸び、とてもお元気です。
教室は4年も休会している状態ですが、書道展だけでも出品してくださいと声をかけていただきました。
で、半折1/2 の大きさに挑戦しました。
『思無邪』 しむじゃ
思い 邪(よこしま) 無し
論語の中の一節で、「純粋な心で、邪悪の念が無い」
「心情をありのままに表わし、少しも飾らない」 という意味です。
書道の先生だった義父は、小学校の校歌を揮毫したり、字体辞典を作ったりしていました。
おっとの実家の整理に行った時、義父の書道の本、紙、硯などを持ち帰りましが、
その時、大きな紙に朱墨で下書きしてあった「思無邪」という字を見つけました。
展覧会出品再開の記念に、この字を書こうと決めました。
父は草書で書いてありましたが、私は破体書で。
「思」「邪」は草書で、「無」は隷書で書き、「思」は青墨を薄めて濃淡を出してみました。
青墨の濃淡を出すのはとても難しく、偶然性もあるので、もう少し多く書き込めばよかったな~と思います。
おっとは、今までに無いくらい動きがあって良かったと言ってくれましたが・・・
自分としては、これで良い・大満足という字にはなかなか辿りつけません。
来年も出品する予定で、次は大作に挑戦してみようと思っています。
題材はもう決めてあり、前後左右の組み合わせを考えて字体を決めていきます。
余談ですが、聞き慣れないこの言葉は、
江戸末期の薩摩藩主・島津斉彬が座右の銘としていたそうです。
鹿児島の「仙巖園」に隣接する「尚古集成館」に本人の肉筆が残っているそうです。
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7月の成人手本より
楷書課題 「本立而道生」
読み・・・本(もと)立ちて 道生ず
意味・・・物事の根本が立ち、定まれば、道は自然に生ずる。
行書課題 「独坐大雄峰」
読み・・・独坐大雄峰(どくざ だい ゆうほう)
意味・・・ただ独り この大雄峰に どんと坐している。
草書課題 「流水在足下」
読み・・・流水足下に在り
意味・・・足元には水が流れている。
隷書課題 「白雲抱幽石」
読み・・・白雲 幽石を抱く
意味・・・白雲がひっそりとたたずむ石を抱いている。
篆書課題 「火雲成山嶽」
読み・・・火雲(かうん)山嶽(さんかく)を成す
意味・・・夏の雲が高大な山のように湧き起っている。
今日で7月もおしまい・・・
まだまだ夏の暑さは続きます~今のところ夏バテはせずに頑張ってます。
苦手な夏、早く終わって欲しい~
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