よし坊のあっちこっち

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映画三昧ーゴジラ

2006年10月01日 | 映画
記憶とは曖昧なもので、小学生の頃見た、これがゴジラの第一作目と思っていたのが、実は第二作目であった。

「ゴジラの逆襲」という作品だ。何故一作目と思い込んでいたのか分からぬが、印象は強烈だった。最後にゴジラが氷の山に埋められてしまうのだが、それは、飛行機に乗った隊員が特攻よろしく、自らを犠牲にして氷の山に突っ込み、氷山の破壊によってゴジラは氷に封じ込められるという筋書きだ。これが痛く印象に残っている。もう一つ記憶違いがあったのは、その隊員を演じていたのは小林桂樹とばかり思っていたが、ネットで調べたら千秋実だった。よく見ると役柄が小林隊員となっているから、当時他の映画でよく出ていた小林桂樹と役の小林と混同していたらしい。

ゴジラは子供達にとっては日本でもアメリカでも人気だが、何年か前のアメリカ版のゴジラは全くいただけなかった。あれではジュラシックパークの延長で、腰高のTレックス(アメリカ人は日本人より足長だからTレックスなのか、とついひねくれた考えが浮かんでしまう)が狭いビルの間をネズミや猫のように俊敏に動き回る。ゴジラは、胴長でのっしのっしと歩かなくちゃ様にならない。

今時CG全盛だから何でも出きるが、それがいけない。大体、CGの多すぎる映画は面白くない。当時は有名な特撮部隊の円谷組がいて、その辺を一手に引き受けていた。CG全盛の今見ると、確かに、なんともチャチなんだが、それが全体に可愛らしくもあってご愛嬌だ。

それにしても、第一作が1954年でファイナルが2004年。よく続いたものだと感心する。